PRESENTED BY popIn Aladdin

スクリーンいらずで寝室がシアタールームに大変身。「Android搭載ライト」で親子の過ごし方が変わる。

手軽に設置できて、100インチ大画面も夢じゃない。8月中なら6万円台で手に入る。

2017年末から今年3月まで実施したクラウドファンディングで資金調達に成功し、注目を集めたプロジェクター内蔵のシーリングライト「popIn Aladdin」。こちらがいよいよ今秋に発売される予定です。

「子どもを持つ家庭向けスマートライト」としてスタートしたこの「popIn Aladdin」のプロジェクト。寝室で親子がコミュニケーションをとりながら壁に投影されたコンテンツを楽しんだり、朝起きたら時間やその日の天気、ニュースなどが表示されたりと、寝室の新たな使い方を提案してくれるものです。

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popIn Aladdin

Android OS搭載で、単体でもコンテンツが楽しめる

「popIn Aladdin」の最大の特徴は、シーリングライト内にプロジェクターを埋め込んでしまったこと。そしてAndroid OSを採用しているため、この製品単体でもさまざまなコンテンツが楽しめるようになっています。子どものためのIoTとして開発が進められてきました製品ですが、ブラッシュアップを重ねていくうちに、大人でも十分楽しめるプロジェクトに発展していきました。

popIn Aladdin

まずは、基本的なスペックをおさえておきましょう。「popIn Aladdin」は、通常のシーリングライトと同様、丸型や角型の引掛シーリングを利用して天井に取り付けられるようになっています。サイズは、直径476mm、高さ169mm。重量は4.9kg。側面に備え付けられたプロジェクターのレンズ窓を投影したい壁に向けて設置することになります。壁との距離によって投影できる大きさが変わりますが、スクリーンサイズは40~120インチ。壁との距離が、「popIn Aladdin」の中央から2.58mあれば画面サイズは100インチとなり、広めのリビングや寝室であれば迫力のある大画面が楽しめることになります。

プロジェクターと言われるとスクリーンが必要になるのでは、と思うかもしれませんが、「popIn Aladdin」ではXGIMI社のプロジェクター技術を採用することで、スクリーンがなくとも均一な投影を実現しています。明るさは700ルーメンと、寝室で利用するには最適といえるでしょう。上下位置の調整や台形補正機能を備えているので、ある程度であれば壁に対して斜めに投影することも可能です。また、Harman Kardon製スピーカーを内蔵するのもポイントと言えます。前述の通りAndroid OSを採用しているため、各種アプリはインストール済み。発売後もアップデートによりさらに多くの機能が追加される予定です。

搭載アプリの中で注目したいのがDLNA(DTCP-IP)対応のプレーヤー「DiXiM Play for popIn Aladdin」です。これにより同一ネットワークにレコーダーがつながっていれば、録画した番組のほか、ライブチューナーによる地上波、BS、CSの番組再生が可能になります。つまり、本製品があれば大きな画面でテレビも楽しめるというわけです。

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このほかにもYouTubeやYouTube Kids、Spotifyといったエンタメ系のアプリや、子ども向けの知育アプリなどがインストールされており、すべて付属のリモコンで操作可能。音声入力もサポートしていて、とても快適です。

自宅の寝室に取り付けてみた

さて、最終製品版に近いモデルにはなるものの「popIn Aladdin」の実機をお借りすることができたので、筆者の自宅寝室に取り付けてみました。

まずは取り付け作業。現在利用されている照明は、ほとんどがシーリング配線器具を使用しているはずなので、どんな家でも問題なく取り付けはできそうです。

popIn Aladdin

▲最初にシーリング配線器具に付属の専用アダプターを装着

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▲あとは、シーリングライトの取り付けと同じで、ガッチャンコとはめるだけ

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▲本体を回して投影する方向にレンズ窓を向ける

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▲アダプターのコネクタと本体のコネクターを接続しましょう

今まで使っていたシーリングライトを取り外すところから始めても、10分程度あれば装着作業は終わるでしょう。通常のプロジェクターとは違い、天井に固定具を取り付ける必要もなく、電源をどこから配線するかを考える苦労がまったくないのはすばらしい。シーリング配線器具を使うという発想は、ありそうでなかったことです。

照明は3800ルーメンのLEDを採用し、8畳程度の部屋まで対応。シーリングライトのオン・オフ、昼白色、昼光色、電球色、常夜灯の切り替えはリモコンで操作できます。6段階の調光・調色機能もあり、本体の「システム環境設定」の「ライト設定」で調整可能です。ちなみに、通常のリモコン式シーリングライトと同様に壁のスイッチを短時間で切/入をすれば、照明モードが切り替わる仕組みも備わっています。

popIn Aladdin
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▲上から昼白色相当、電球色相当、昼光色相当

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▲付属のリモコンはスリムで持ちやすく、指の感覚だけで操作できる

設置後は「システム環境設定」の中の「台形補正」を選択。「映像の位置調節」や「映像の台形ゆがみ補正」でお好きな角度や大きさに調整してください。

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▲写真は見やすいようにすでに台形補正済みだが、投影位置は上下に調整できる

popIn Aladdin
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▲投影位置の上下移動は、電動式のレンズ部分により実現。写真から上下にかなり可動することがわかる

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▲台形補正は、4隅を選択して変形調整する方式。投射面が斜めの位置でもきちんと調整できる

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▲リモコンのスイッチで「Focus」に合わせると、ボリュームボタンでフォーカス調整が可能。

投影面がレンズに正対し、投影位置を一番上にすると、その位置からの最大画面サイズになります。ちなみに、筆者宅の寝室の場合は、壁までの距離が約160cmで、実測で約63インチでした。

もうひとつ必要な設定はWi-Fiです。こちらも「システム環境設定」メニューから「無線LAN接続」を選び、検出されたネットワークの中から接続します。IEEE802.11acに対応し、5GHz帯での接続が可能です。

メイン画面は、上部によく利用するアプリが並び、その下にインストール済みのアプリが並んでいます。ホーム画面で30秒操作せずにいると、自動的にAladdin Modeに入ります。Aladdin Modeは「未来の壁」を想定した機能で、美しい風景、壁時計、最新ニュースやフォトアルバムなどの豊富なコンテンツが自動的に壁へ投影される仕組み。「システム環境設定 - Aladdin Mode」で待機時間の変更が可能です。

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▲メイン画面。Aladdinのアイコンは、本体の説明やお知らせ

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▲Aladdin Modeの一部

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▲インストールされているアプリのアイコン。子ども向けの独自アプリも用意

ゴロンとしながら大画面でテレビや録画番組を視聴

設置が終わって最初に試してみたのが
「DiXiM Play for popIn Aladdin」
アプリです。2018年内に購入した場合はライセンス契約済みで提供されるため、
別途費用がかかることはありません。
ネットワークにつながっているDLNA対応機器を見つけ出し、その中のコンテンツを再生してくれます。

今回は同じネットワークにつながっているnasneと接続し、視聴してみました。録画した番組もライブチューナーの映像も問題なく視聴でき、画質的にも十分です。

投射方式は単板DLP。WXGA(1280×800ドット)0.45インチDMDパネルの表示素子が使われており、撮影のため照明を消していますが、照明がついた状態でもしっかりと視聴できました。

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▲nasneに録画した番組の一覧。観たい番組をすぐに視聴できる

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▲ライブチューナーにも対応。家族がリビングで観ている番組と違うものを観たいときに便利

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▲白い壁に投影しているが、発色もよく、見えづらく感じることはありませんでした

ベッドにゴロンと寝転がりながら、大画面で視聴できる環境というのは通常の家だとなかなか難しいこと。それがこの製品のおかげでカンタンに実現するのだから、革命をもたらすかもしれません。

また、使ってみて感じたのは動作が軽快なこと。スペック的には4コア1.5GHzのCPU、2GBのメモリーと、16GBのストレージですが、アプリを動作させるぶんには十分なのでしょう。動画を再生してもカクつくことなくスムーズ。早送りや巻き戻しも快適でした。

ほかにもAbemaTVやYouTubeといった動画コンテンツも豊富に観られるので、寝室でのひとときを楽しむには十分。YouTubeは子どもに配慮しチャイルドロックを掛けられるようになっています。

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▲AbemaTVで豊富なコンテンツが楽しめる

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▲YouTubeはチャイルドロックが掛けられるので、勝手に起動できない仕組み

エンタメ系アプリが充実しているほか、AirPlayやMiracastに対応しているのもポイント。スマホの画面をワイヤレスで表示させることが可能です。家族に写真を見せたいときなどに便利ですね。

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▲iPhoneのAirPlayを実行。特になにか設定することもなく、すぐに接続され映像が映った

リモコンは音声認識対応。「音声入力ボタン」を押しながらしゃべると、検索やアプリの実行などができます。認識率は高く、便利に使えそうです。

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▲「音声入力ボタン」を押しながらリモコンに向かって話すと音声認識を実行。たとえば音楽を再生するときも、Spotifyと契約していれば、自動的に再生が開始されます

というわけで、「popIn Aladdin」を実際に試してみたわけですが、スピーカー内蔵なので別途スピーカーに接続する必要もなく、本製品を購入し取り付けるだけですべてのことができるというのはいいですね。Bluetoothスピーカー機能も備わっていて、スマホの音楽を本製品のスピーカーで再生したいときは、電源ボタンを押し「Bluetoothスピーカー」を選択すると、スマホのBluetooth設定からペアリングすればOK。画面をオフにした状態でスピーカーから音楽だけ流すという使い方も可能です。

これだけ機能を盛りだくさんで備え、環境さえ整えばテレビも視聴できる「popIn Aladdin」。通常価格は9万9800円の予定しているとのことですが、今なら3万円も安い6万9800円で予約を受付中。6万円台で購入できるのは8月いっぱいまでになるそうなので、購入するか悩んでいるなら今すぐ予約するのがおすすめです。

ちなみに、製品の組み立ては安曇野の工場で行われます。安曇野といえばもうおわかりですね。そう、あの"VAIO"の工場です。日本での生産になるので、品質面でも安心。大画面がもたらす寝室のIoT革命をぜひ体感してみてください。

popIn Aladdin

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※上記コンテンツは、『endgadget日本版』からの転載です。

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