知らなかったでは困る!労働条件をしっかり確認しよう【働くみんなのワークルール】

働くことに関する問題を未然に防ぐには、働くときに必要な法律や決まりの「ワークルール」をきちんと知っておくことが大切です。

働くことに関する問題を未然に防ぐには、働くときに必要な法律や決まりの「ワークルール」をきちんと知っておくことが大切です。

今回のテーマは労働契約・就業規則です。

これってルール違反じゃないの?

A.求人広告に記載されている労働条件は、あくまでも募集のためのものなので、異なる内容で労働契約を結ぶこと自体は違法ではありません。ただし、採用前に会社からの説明がなかった場合は、求人広告に記載されていた条件が労働契約の条件になると考えられます。

なお、労働契約は口約束でも成立しますが、労働基準法では、必ず書面で重要な労働条件を明示するよう義務づけています。

A.採用時に結んだ労働契約の条件は、会社も労働者も勝手に変えることはできません。もし最初の契約と違う勤務日を一方的に指示されたのであれば、拒否をしても解雇の理由にはなりません。

A.就業規則は従業員の意見に基づき会社が定めたルールです。常時10人以上の従業員が働いている会社は、就業規則を作成し、すべての従業員に周知する義務があります。会社から就業規則の閲覧を拒否された場合は、労働基準監督署で開示を求めることができます。

「ワークルールQ&A」の内容はこちらから無料でダウンロードできますので、ご自由にお使いください。

2月号の「労働契約・就業規則」に関してはこちらから。

※こちらの記事は日本労働組合総連合会が企画・編集する「月刊連合 2016年2月号」に掲載された記事をWeb用に編集したものです。

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