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2016年04月02日 20時28分 JST | 更新 2017年04月01日 18時12分 JST

成長と脅威。2016年、スポーツマーケティングのトレンド

レピュコムではスポーツマーケティングのトレンドを、様々なデータ、リサーチを通して分析し、10項目をあげました。先日、レピュコムのCEOポール・スミスとCROダニー・タウンセンドが来日し、これらのトレンドに関して、以下のように説明を行いました。

―2016年、スポーツを取り巻くビジネス環境はどうなりますか?

現在、スポーツ市場は拡大し、スポンサーシップのみならず、放映権の高騰など、あらゆる面で投資が増えています。また、日本でも急速に市場が拡大し、今後の可能性を感じる状況です。そして、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京五輪がそれを加速させるでしょう。

―投資が増加する中、世界のトレンドに何か変化がありますか?

スポンサーシップが大きく変化しています。これまでのようにロゴの露出や、チケットをもらったりと言った断片的な関係から、ビジネスの発展に繋がるような『パートナーシップ』としての関係に注目が集まっています。

―企業がスポーツに投資することで期待していることは?

グローバルでは、『パートナーシップ』において特に企業側から期待されているのは、1980~2000年生まれミレニアル世代へのアプローチです。これは企業側だけでなく、スポーツチームも同様で、この世代を新規の観客として開拓したいと思っています。

―ミレニアル世代へ向けたスポーツのアプローチはありますか?

ミレニアル世代に支持を受けているのが、新しいスポーツやイベントです。「e-Sports」(ビデオゲームで競うスポーツ)はその代表と言えるでしょう。その他、伝統的なスポーツであるクリケットが競技時間を短くしたり、参加型イベントが盛り上がったり、価値観の変化が見られます。

―放映権の高騰という話がありましたが、今後も上昇しますか?

放送に目を向けると、世界の主要スポーツの放映権料は過去最高の高騰を記録しています。一方でデジタルでの新規プラットフォームが普及することで、ファンの視聴方法にも変化が見られます。このまま、放映権料が高騰し続ける保証はどこにもありません。

―SNSなどのデジタルの進化はどのような影響がありそうですか?

TVを見ながら楽しめるデジタルコンテンツも進化しています。さらにスタジアムで観戦するファンに向けてのコンテンツも登場しています。今後も新しい技術により、スタジアムや在宅で観戦するファンの経験価値が高まるでしょう。

―今後のデジタルでトレンドになりそうなことはありますか?

世界の潮流としてデジタルやSNSでのマネタイズがあげられます。権利側だけでなく、企業側も新たなプラットフォームとしてお金に変えていくことが表面化しています。そのためにはファンとの関係構築をいかに強化していくかが重要になります。

―最後に、今後重要になると思われることを教えてください

このようにスポーツを取り巻く環境が変化していく中、効果や価値を測定していくことが、より重要になります。スポーツの良さをステークホルダー、投資家に関して説明責任を負うことで、今後の可能性が広がっていくのです。

【スポーツマーケティングトレンド2016】

01 スポーツ市場の成長と拡大

02 さらなるパートナシップの浸透化と価値化

03 新規の観客(オーディエンス)獲得競争の激化

04 放送メディア: 過去最高の価値の高騰の一方で忍び寄る脅威

05 急成長を遂げるスポーツとスポーツイベントの出現

06 スポーツマーケットにおける厳重化、統制化の重要性

07 デジタルとソーシャル:明確化され始める収入計画(ロードマップ)

08 新しい技術による会場や在宅でのファンの経験価値の移行

09 ファンとの強固な関係構築へのさらなる注力とその見返り

10 計測可能な領域の拡大により、さらに重要度が増す説明責任

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