世界ではシャラポワ、日本では浅田真央。最も影響力のある女性アスリート

世界15カ国のそれぞれで、最も影響力のある(市場価値の高い)女性アスリートを選びました。

世界的なスポーツマーケティング会社「レピュコム」では、女性アスリートの影響力を「セレブリティDBI」(注1)という手法で調査。世界15カ国のそれぞれで、最も影響力のある(市場価値の高い)女性アスリートを選びました。

全世界で見た場合、最も影響力のある女性アスリートはテニスのマリア・シャラポワ選手でした。女性著名人・有名人の総合ランキングでもシャラポワ選手は女性アスリートで最も上位の25位にランクインしています(ちなみに女性著名人・有名人の1位はアンジェリーナ・ジョリーです)。

それを裏付けるように、シャラポワ選手の主要スポンサーシップ契約はナイキ、エビアン、タグ・ホイヤーなどで、ポルシェのブランドアンバサダーでもあります。また、フェイスブックでは1500万人以上のファンを持ち、ロジャー・フェデラー選手やラファエル・ナダル選手などの男子スター選手を上回り、ソーシャルメディアでは最も人気のあるテニスプレーヤーとなっています。ツイッターにおいても142万人のフォロワーを持っています。

また、日本での調査の結果、最も影響力のある女性アスリートは浅田真央選手(フィギュアスケート)でした。浅田選手は日本では99%もの認知度を誇ります。2010年バンクーバーオリンピックで銀メダル、世界選手権は3度優勝、四大陸選手権でも3度、グランプリファイナルでも4度の優勝に輝いています。

2014年ソチオリンピックでは、キム・ヨナ選手(韓国/フィギュアスケート)、T・J・オシー選手(アメリカ/アイスホッケー)、ショーン・ホワイト選手(アメリカ/スノーボード)らを抑え、ツイッター上で最もつぶやかれたオリンピック選手となりました。現在、選手活動は休止中です。

日本以外の14カ国では以下の選手が最も影響力のある女性アスリートとなりました。

・イギリス:ジェシカ・エニス選手(陸上/7種競技でロンドン五輪金メダル)

・フランス:ロール・マナドゥ氏(水泳/フランス女子競泳初の五輪金メダル)

・ドイツ:シュテフィ・グラフ氏(テニス/グランドスラム22回優勝)

・スペイン:ミレイア・ベルモンテ選手(水泳/ロンドン五輪で2つの銀メダル)

・イタリア:カロリーナ・コストナー選手(フィギュアスケート/ソチ五輪銅メダル)

・ロシア:エレーナ・イシンバエワ選手(棒高跳び/五輪連覇、世界記録保持者)

・トルコ:アスリ・チャクル・アルプテキン選手(陸上/ロンドン五輪1500m金メダル)

・インド:サイナ・ネワール選手(バドミントン/ロンドン五輪銅メダル)

・中国:グォ・ジンジン氏(飛び込み/五輪金メダリスト)

・アメリカ:ビーナス・ウィリアムズ選手(テニス/グランドスラム7勝)

・メキシコ:ロレーナ・オチョア氏(ゴルフ/世界ランク1位、全英女子オープン優勝)

・ブラジル:マルタ・ビエイラ・ダ・シルバ選手(サッカー/5年連続FIFA最優秀選手)

・アルゼンチン:ルシアナ・アイマール選手(女子ホッケー/代表キャプテン)

・オーストラリア:サマンサ・ストーサー(テニス/2011年全米オープン優勝)

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◆セレブリティDBI

アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、ロシア、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカの15カ国、合計16億人から構成されるマーケットの16歳から69歳までを対象に意識調査を実施。8つの異なった指標(認知、魅力、憧れ、躍進、スポンサー契約、影響、流行を創る、信頼)を分析し、市場価値をスコアにしたものです。

★レピュコムジャパン

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