私が1年続けたベジタリアン生活をやめた理由

この1年間は命の尊さについて考えさせられました。

一年以上続けたベジタリアン生活に終止符を打ちました。

去年の6月頃かな、

ベジタリアンに徐々にシフトして行って、

一年くらいお肉や卵、牛乳を食べるのをやめていました。

この一年間の体の変化や、様々な矛盾があるので、そのお話をさせてください。

ベジタリアンになったきっかけは沢山ありましたが、

一番大きな理由は

Netflixに上がっているCOWSPIRACY というドキュメンタリー番組でした。

肉食や、動物性食品が

環境に及ぼす影響や

動物虐待、生命倫理の問題、

そして一番大きく取り上げられていたのは、

動物性食品が人体に及ぼす害について

このドキュメンタリーを見て目をまん丸にして、

もう肉(動物性食品)なんて食べないって決意しました。

犬は食べないのに、

なんで牛は食べるんだろうとか(少なくとも日本では)

牛乳は飲むのに、

なんでラクダの乳は飲まないんだろうとか

(ラクダでも、チンパンジーでも、豚でも、なんでもいいんですけど)

猫はペットにするのに、

豚はなんでペットにされないんだろうとか

(まあミニブタを買っている人はいるかもしれないけれど)

そういう疑問とか、

食に関する様々な「当たり前」を見直して、

疑問を持つ良いチャンスだったなと私は思っています。

最初のうちは、

体の中が軽くなったりした「感覚」はありましたが、

1年間ベジタリアン生活を続けて

何かよくなったか、とか、体の様子が変わったか、とか聞かれると

私の答えは、

「いや、特に。」ですね。

特に痩せてスラッとしたわけでもなく、

ニキビがなくなったわけでもなく、

エネルギーに満ち溢れるようになったわけでもなく。

まあ、普段通り。

というか、劣化を感じました。

あるベジタリアンを支持している記事には、

「タンパク質はそんなに意識して摂らなくても良い」

と書いてあったので、

毎日ほぼタンパク質を摂らずに過ごしてしまっていたわけです。

ベジタリアンという言葉だけに満足してしまって、

朝はお米とアボカド、

昼は適当に

夜はレタスのサラダ(とスーパーで簡単に手に入る安い野菜、例えばきゅうりとか)

という無茶苦茶な食事をしていました。

半年経ってから、

朝は目覚めが良かったのに、全然ベッドから起きれなくなったし

(6時から7時の間に目が覚めたのに、今では9時で精一杯、起きる気力がありません)

常に疲労感はあるし、

「なんか疲れてるね」って言われる回数は増えたし、

目の下のクマも増えたし

なんなら小ジワも増えた気がするし

それは、栄養バランス偏りまくりで、

体に必要なものを与えてなかったから

1年間を振り返りながら

ぞっとしています。

牛乳を飲まないように心がけてスターバックスの定番ドリンクは

ソイラテになりましたが、

ハーゲンダッツの大量に牛乳が入ったバニラのアイスクリームを諦めることはできず、

ベジタリアンって言って満足して、

結局は矛盾だらけで

バランスを一切考えず

偏りまくった食事をしてた上に、アイスクリーム(とかお菓子)は食べちゃう

そんなダメダメなベジタリアンでした。

菜食主義が悪いとは言わないです。

いろんな学術的な研究があって

肉食が体にいいとか、

菜食が体にいいとか、

人間はもともと草食動物だ、とか。

結局私はどれだけ自分でリサーチしても

「真実」を突き止めることができませんでした。

だけど、この1年間ベジ生活をして考えたこと、学んだことは、

菜食主義が体に合う人がいれば、肉を食べる方が体を元気に保てる人がいれば、

本当に人それぞれということ。

そして、極端は何においてもよくないということ。

(まあ、当たり前ですよね)

単に肉を食べない、という考え方が悪かったなと思います。

次に、

中途半端は怖いということ。

栄養について中途半端な知識しかなかったし、

適当な食事ばかりをしてしまったばかりに、

体を壊してしまいました。

ベジタリアンをするなら徹底的に、

体が必要な栄養についての知識

様々な食品・食材が含む栄養を知っていること、すごく大事だと思います。

その上で、

たくさんの種類・たくさんの量の食材を食べて、

その栄養を取り入れることが必要不可欠であるということ。

(私には1年間全然出来なかったことでした)

そして最後に、感謝の気持ちを持つこと。

この1年間は命の尊さについて考えさせられました。

生き物を食べるということは、

「当たり前」ではない、

感謝の気持ちを1秒も忘れてはいけないということ。

私は、この1年間を通して、ベジタリアンというラベルを自分から剥がそうと思います。

今から焼肉屋に駆け込んで

肉を大量に食べるわけではありませんが、

時間をかけてゆっくり栄養や自分の体のことを学んで

動物性の食品とも上手に向き合いながら

バランス良く自分の体に合うものを取り入れて、

感謝の気持ちを忘れず、食事をして、

自分で自分の「真実」を確立しようと、

そう思うようになりました。