こんにちは、数学・教育ライターの鍵本です。
年末ということもあり、大学の情報処理の授業でカレンダーを作るという実習をやっています。自分だけのカレンダーを作るというのはなかなか面白いものです。
ところで、1年間12ヶ月のカレンダーを見るときによくやる、ちょっとしたタイル遊びに似た遊びがあります。私はこれを「カレンダー遊び」と呼んでいます。
1×1+2×2+3×3+4×4=30
であることを利用すると、1ヶ月が30日である小の月(1年間に4月、6月、9月、11月の4つです)の日付を区切って、1辺が1の四角形、2の四角形、3の四角形、4の四角形、それぞれ1個ずつ切り取ることができるかどうかを探すのです。たとえば月曜日始まりの2014年4月のカレンダーの場合、次の図のように区切ることができます。
こんな感じで区切れるかどうか、30日の小の月の一つ一つで試してみるのです。ちなみに、カレンダーが月曜日始まりか日曜日始まりかで結果が変わってきます。2014年の場合、月曜日始まりのカレンダーでは4月、9月、11月が、日曜日始まりのカレンダーでは6月と9月が、それぞれうまく区切れるようです。
小学校低学年ぐらいのお子さんがいらっしゃったら、要らなくなったカレンダーでこういう遊びをすると面白いし、図形問題の目が養われるように思います。また大の月(31日ある月)でも、1×1の正方形の代わりに1×2の長方形や、1×1の正方形2個を使ってうまく区切れるかやってみるのもいいかもしれません。よろしかったらぜひどうぞ。
さて、今回もいつもと同じく、変化球ルールの問題と、従来ルール問題の合計2問です。
1問目では10個の○の中に1から10の異なる数字を入れて下さい。周りの矢印の数字がその列の数字の和であることは同じです。数字が大きくて少し難しいかもしれませんが、頂点の3つは数字が入ってるので、実際には7個の数字を入れるだけです。
2問目は従来ルールの問題です。ルールはこちらをご覧ください。解答は下のほうのリンクをクリックしたら出てくるようにしておきますので、解けたら答え合わせをしてみてください。
それではいよいよ問題です!制限時間はあくまで目安です。
問題(41) 制限時間5分 1から10までの異なる数字を○の中に入れていきます。
問題(42) 制限時間5分 従来のルール。です。
解答はこちら。