大阪アジアン映画祭に行ってきました (2015年第10回)

大阪アジアン映画祭は今年で第10回なのだそうです。私も数年前に映画祭のことを知って、それからは仕事の合間を見てできるだけたくさんの映画を見るようにしています。

こんにちは、鍵本です。

3月6日から3月15日まで開かれていた「大阪アジアン映画祭」に参加してきました。

3月というのは個人的に出張が多いので(実はこの原稿も九州に移動しながら書いています)、なかなか毎年日程が合わないのですが、今年はうまく大きな出張と日程がずれたので、後半から行事にも参加することができました。

映画祭というのもさまざまあるのですが、映画祭の魅力は、たくさんの非公開の映画を見ることができ、しかも監督さんや俳優さんらの舞台挨拶や会場からの質疑応答などもあって、映画好きの方がたくさん集まるということです。私が関西に住んでいることもあるのですが、大阪アジアン映画祭で知り合った知人・友人も多く、そんな方々と年に1回お会いできるという意味でも、個人的にとても重要なイベントです。

大阪アジアン映画祭は今年で第10回なのだそうです。私も数年前に映画祭のことを知って、それからは仕事の合間を見てできるだけたくさんの映画を見るようにしています。

「アジアン」という名前の通り、アジアのいろんな国からの作品エントリーがあります。スローガンは「大阪発、日本全国、そしてアジアへ!」。今年だと日本を始め、韓国、台湾、中国、香港、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、インドネシア...さまざまな国からの作品が上映されます。今年はさらに台湾と香港の特集企画もあって、まさにスローガンの通り、参加国を見てもかなりアジアンな感じです。

会場は大小いくつかの映画館やホールに分散してて、梅田ブルグ7、ABCホール、シネリーブル梅田、シネヌーヴォ、プラネット+1という大小さまざまな上映館で映画が上映されます。私は個人的に小さな映画館での上映が好きなのですが(舞台挨拶や質問など監督さんや俳優さんとお客さんの距離が近いのです)、今年は日程の都合や見たい映画と上映時間の関係で、大きなABCホールばかりになってしまいました。

とりあえず私が見た範囲で、今回の映画上映後の挨拶や質問タイム、行事の写真などを紹介しながら、読者のみなさまにも大阪アジアン映画祭の雰囲気を味わっていただきたいと思います。

会場入り口にいつも置かれている映画祭のポスター。2月半ばぐらいからこのデザインのポスターが大阪市営地下鉄の車内などで掲載されます。

実は会期前半が出張で参加できなくて、後半から上映をいくつか見ることができました。この日はキムテシク監督の「太陽に向かって撃て」。上映後のトークの様子です。中央がキムテシク監督。

「茅ヶ崎館」という、実際に茅ヶ崎にある旅館を舞台に撮影された「3泊4日、5時の鐘」という日本の作品の上映後のトーク。男女の恋心をテーマに、細やかな気持ちがうまく表現できていて、なかなか味のあるいい映画でした。公開される予定もあるようです。右から順に、出演された男優の中崎敏(はや)さん、女優の福島珠理さん、三澤拓哉監督です。

毎年会期後半に「ウェルカムパーティー」が行われます。会場となるのが国の重要文化財にも指定されている大阪市中央公会堂、この写真の建物です。映画関係者、報道関係者が多く詰め掛けますが、チケットを事前に購入することでファンの方も入場することが可能です。

ウェルカムパーティー開会のご挨拶。素晴らしい建物内でのパーティーで外国からのお客様も満足してらっしゃるようでした。結構たくさんの人がいます。

会場では歓談、後ろのほうに料理も用意されていて、ステージではいろんな人の紹介が行われます。これは香港映画の紹介。

会場の周りには各上映作品のポスターが掲げられています。好きな映画のポスターの前に行くと、たいてい監督さんや出演者の方がいらっしゃって、サインや写真撮影にも気軽にも応じてもらえることが多いです。私もたくさんサインやお写真いただきました。見てない作品でも、サインをもらってお話をするとぜひ一度見てみようという気になるものです。

日が変わって最終日、ABCホールで行われたクロージングセレモニーの様子。各賞が発表されて、最後にグランプリが発表されます。今年は前評判も高かった台湾映画「コードネームは孫中山」(原題「行動代号:孫中山」)が選ばれました。私の周辺でも「孫中山が良かった」という声が多かったので、やはり、と思いましたが、実は私は時間がなくて見れなかったので、早く見たいと思っています。

授賞式の最後に各賞受賞者(右側)とプレゼンター(左側)の写真撮影タイム。後ろから見てるとみんなが携帯電話やカメラを取り出すので、その様子が圧巻です(笑)

授賞式が終わって、最後に上映されるクロージング作品は韓国で2014年に1000万人以上が見たという大ヒット作「国際市場で逢いましょう」(原題「国際市場」)。すでに見た知人から「ハンカチ用意しとき」と言われてたので、まあティッシュぐらいでいいか、と思ってたのですが、あまりに感動してひーひー言いながら泣いてしまいました(笑)。隣にいらっしゃったラジオDJの浜平恭子さんに「私も泣きましたけど、鍵本さんも泣いてはりましたね~」と言われて、やはりばれてましたか(笑) ハンカチ必携、5月に日本でも公開されるそうです。おススメですよ!

ぜひ来年の大阪アジアン映画祭、よろしければチェックしてみてくださいませ。2016年の3月ごろに開催されると思います。

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