三角パズルに挑戦! 第18回  韓紙工芸体験に参加してきました

今回は「韓紙工芸体験」に参加してきたお話です。韓紙工芸(韓国語ではハンジコンイェと発音します)とは、韓国の伝統的な紙漉きで作られた韓紙(ハンジ)を使った工芸のことで、韓国の家具やアクセサリーに多く取り入れられています。

こんにちは、数学・教育ライターの鍵本です。

この季節にいろいろ写真を撮っていると、本当に赤から黄色、緑と変わる、木々の葉っぱのグラデーションがすばらしいですね。イチョウの黄色い葉が落ちているのも見事ですし、柿の実がなっているのも風情があっていいものです。本当にこの景色を見ることができるだけでも、心が癒されます。

さて、今回は「韓紙工芸体験」に参加してきたお話です。

韓紙工芸(韓国語ではハンジコンイェと発音します)とは、韓国の伝統的な紙漉きで作られた韓紙(ハンジ)を使った工芸のことで、韓国の家具やアクセサリーに多く取り入れられています。それを作ってみようという体験教室で、京都市内の会議室に30名ほどが集まりました。

講師は韓紙工芸作家の金雅子先生。実は数年来の知人で、私もときどき展示会のお写真を撮らせていただいているのですが、今回は自分が作るということで少しドキドキしながら行ってきました。

この日会場で準備されていたのは、糊とはさみ、鉛筆、そして金雅子先生主催の「KOM KOMI HANJI」でこの日のために用意されていた韓紙工芸キット(写真)です。ほかにもカッターナイフがあれば便利とのこと。韓国の伝統的な模様を紙から切るのはとても難しいのですが、その部分がすでに切られて入っているので、結構簡単に小物が作れるんですよ。

韓紙工芸の作業ではいろいろな形の紙を細かく切ったり貼ったりするのですが、この作業がとても頭を使います。さっと作業をすませていろいろ細かい技に挑戦する人もいるし、若干苦戦されてる方もいらっしゃって、その様子がまさに私がいつもしている数学の授業ととてもよく似ています。普段なかなか使わない部分を使うので、とてもいい刺激になりました。

作業中の様子です。

おそらく数学の問題を解いたり、証明を書いたりする際にいろいろ手順を考えるのと同じような思考をするように思います。ある作業を別の作業より前にしたほうがいいのか、後のほうがいいのか、ある作業をする際にこういうことに注意しないといけないとか、逆にある程度いい加減でもかまわないとか、そういう部分がとても数学の答案と似てるように感じられるのです。

もし数学や算数で苦戦してるお子さんがいらっしゃったら、こういう作業から始めるのもとても教育効果が高いように感じました。

ちなみに私の拙作品(しおり)です。韓紙のいい感じが出てて早速手帳などにはさむことにしました。

さて、今回もいつもと同じく、変化球ルールの問題と、従来ルール問題の合計2問です。

1問目では10個の○の中に1から10の異なる数字を入れて下さい。周りの矢印の数字がその列の数字の和であることは同じです。数字が大きくて少し難しいかもしれませんが、頂点の3つは数字が入ってるので、実際には7個の数字を入れるだけです。

2問目は従来ルールの問題です。今回もいつもと同じく少し難しい目の問題にしてあります。ルールはこちらをご覧ください。解答は下のほうのリンクをクリックしたら出てくるようにしておきますので、解けたら答え合わせをしてみてください。

それではいよいよ問題です!制限時間はあくまで目安です。

問題(35) 制限時間5分 1から10までの異なる数字を○の中に入れていきます。

問題(36) 制限時間5分 従来のルール。です。

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解答はこちら。

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