国内の温室効果ガス排出量、5年ぶりに減少 環境省が発表

発電に伴うCO2排出量が減ったことが、減少の要因だという。

環境省は26日、二酸化炭素(CO)など温室効果ガスの国内排出量は2014年度実績で13億6,500万トン(CO 換算)だった、と発表した。前年度比3.0%の減少。排出量が減ったのは、09年度以来5年ぶり。数値は同日午前に開かれた政府の地球温暖化対策推進本部会合で報告された。

09年度は「リーマン・ショック」で経済活動が落ち込み、排出量が08年度の13億2,700万トンから12億5,000万トンに減った。しかし、その後は増加して13年度は14億800万トンだった。

環境省は、排出量が5年ぶりに減少した理由について「電力消費量の減少や再生可能エネルギー利用が進んだことにより、発電に伴うCO排出量が減ったため」と説明している。日本の14年度の温室効果ガスのうちCO は約93%を占めている。

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・2015年10月13日ニュース「環境省が温室効果ガス対策で有識者懇談会

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