レモン10%使用なのに無果汁!? 「レモン牛乳カップ」の謎をメーカーに直接聞いてみた

人気アイス「レモン牛乳カップ」のパッケージ表記に対し、ネットユーザーが疑問を投げかけ話題になっている。

 人気アイス「レモン牛乳カップ」のパッケージ表記に対し、ネットユーザーが疑問を投げかけ話題になっている。

 「レモン牛乳カップ」のふたには、「関東・栃木レモン10%使用/無果汁」と表記されている。この画像が5日、「レモン10%使用!!!! でも無果汁!!!!! 何入れやがった!!!!!」というコメントとともにTwitterに投稿され、8,000以上RTされている。

 そこで、実際にこの商品を販売しているフタバ食品株式会社の担当者に、なぜこのような表記になっているのか聞いてみた。

 担当者からは、「通称・レモン牛乳で知られる栃木のご当地乳飲料『関東・栃木レモン』を、アイスで忠実に再現したのが、この『レモン牛乳カップ』です。開発にあたり、『関東・栃木レモン』(乳飲料)を使用することが条件となっており、ふたの部分にも『関東・栃木レモン10%使用』と表記しました」という回答をもらった。

 つまり、「あくまでも乳飲料の『関東・栃木レモン』を10%使用しているのであって、果実のレモンを使用しているわけではない」ということだったのだ。

 また、「アイスクリーム類および氷菓の公正競争規約にて、果実を使用しない商品名に果実の名称を使用する場合には、『無果汁』と表記することが決められております」とのことで、規約に沿ったために、一見矛盾する表記となったようだ。ちなみに、レモンの味は香料で風味づけをしているのだそう。

 なお、「レモン牛乳カップ」は2010年4月に発売開始。ほかにも「レモン牛乳ソフト」、「レモン牛乳アイスバー(マルチ)」といった商品も販売中。栃木県、岡山県、愛知県、宮城県、東京スカイツリーの「とちまるショップ」などで販売しているとのことで、栃木県以外でも手に入れることができる。

 謎も解決したところで、気になった人は試してみてはいかがだろうか。

(2014年4月11日のScoopie Newsより転載)

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