長野智子編集主幹のエントリにもあります通り、この3年で何が変わったのか、変わらないのか。現場で起きている状況や危機感を、どれだけ私たちは共有できているのか。ハフィントンポスト日本版が立ち上がってから初めて3.11を迎えるにあたり、福島第一原子力発電所の作業員や原発を取り巻く町の取材に注力しています。被災地で今、何が起きているのか。ご覧になってください。
さて私からは、少し私的な思いを述べさせていただければ。
3.11に限らず、毎日どこかで何か考えさせるポイントはあります。例えば3.10は1945年、東京大空襲があって一晩で死者が10万人以上を数えた日です。毎日、誰かにとって、特別な日になります。私は、なにかしらの特別な日とは、 事実を再確認した上で考え、そして発信なりアクションなり、前に進むきっかけになる日だと思ってます。
重ねて書きます。知ることも大事ですが、さらに大事なのは、知った後に考えること。そして、考えて発信なり、アクションをすることです。どんなに小さな事でも。
もちろん、未曾有の大災害となった3.11とは、今を生きる日本人にとって特にいろいろ考える点がある日だと思います。今回、ハフィントンポスト日本版が発信する記事をお読みいただき、ぜひ考えて、発信やアクションをしていただければ幸いです。
そして、その発信やアクションがちょっとでも未来に繋がることを願います。後ろを振り返るだけでは未来は作れません。未来に向けた一歩を踏み出せれば。
私が3.11に考えてアクションしていることの一つは、東北の食べ物を楽しんで食べることです。3.11という特別な日じゃなくても、特別な気負いを持たずとも、今ここでできる復興支援だと思っています。そんなふうに前向きに考えたアウトプットの積み重ねが、明日の日本を作り出すと信じています。