ワシントンDC郊外にある高齢者のための村、RIDERWOOD。その魅力とは…

石破 茂 です。

8日日曜日夜、二泊三日の米国出張から帰国しました。DMO、CCRC、FEMAの視察、連邦住宅庁長官との会談、民主・共和両党関係者との夕食会、マディソン・スクエア・ガーデンの視察など、どれも極めて有意義なものでした。

中でもワシントンDC郊外にあるCCRC、RIDERWOODには強い衝撃を受けました。東京ディズニーランドほどの広さにコミュニティが展開し、2千人の高齢者が入居、1200人のスタッフが働いているのですが、そのすべてが心から幸せそう、楽しそうな様子で、残念ながら我が国にはほとんど見られない光景でした。

日本人の入居女性6名の方と懇談したのですが、そのうちのお一人が、「ここはまさに天国だ。毎日やることが沢山あって、楽しくて、忙しくてたまらない。もし天寿満ちて天国なるところに召されたとしても、必ずここへ戻ってきたい」と述べられ、そこにいた全員が深く頷いておられたのには心から驚きましたし、入居しておられる方にそう言って頂けるスタッフが生き生きとしているのもまた当然なのだと思ったことでした。

勿論医療・介護のシステムも日本とは異なりますし、恐らく一番違っているのは所有していた住宅の価値が年数を経ても下がらないばかりか、むしろ上がる場合もあるという住宅事情なのだと思います。住宅が恒久材ではなく耐久消費財化していることによる日本人の不幸は、こんなところにも如実に現れているように思われます。

ニューヨークの駅の真上に建っているマディソン・スクエア・ガーデンもまた大きな驚きでした。スポーツやライブエンターテイメントを一大産業にするというのはまさしくこういうことなのだと圧倒される思いでした。

一方東京にはこのような施設は皆無に等しく、運営のノウハウも遠く及ばないように思われます。この二つについてはまた日を改めて記したいと思います。

11日水曜日には政策集団「水月会」の昼食セミナーを開催させて頂き、おかげさまで盛会のうちに終えることが出来ました。誠に有り難うございました。

当日国会の関係で30分だけ講演をしたのですが、翌日の朝刊各紙には全く違うトーンでの記事が載っており、かなり驚きました。それぞれの社が「このトーンで行こう」と予め決めたうえで書いているのでしょうか。

本日はこれからパーティでの挨拶が二つあり、その後夜行特急で帰郷いたしますため、中途半端な記載で申し訳なく思います。

週末は14日土曜日が自民党県連街頭演説会(午前9時半・鳥取駅前)、自民党鳥取県連総務会(午前10時半・白兎会館)、自民党鳥取県連大会記念講演・第61回県連定期大会(12時半・同)。

15日日曜日は自民党山形県連大会で講演・懇親パーティ(午前11時半・パレスグランデール)、自民党山形県連街頭演説会(午後1時半・山交ビル前)、慶大先端生命科学研究所視察(午後3時半・鶴岡市)、スパイバー(株)視察(午後4時10分・同)、その後YBC山形放送取材、山形県連街頭演説会(午後4時半・ショッピングセンターS-MALL・鶴岡市錦町)、という日程です。

考えてみれば米国から帰国してまだ五日しか経っていないのですね。今週は法案審議や水月会セミナーなどに加えて多数の講演やパーティで忙殺されて誠に慌ただしい一週間で、急に暑くなったせいもあってかあまり体調の良くない日々でした。

週末は少しだけ余裕のありそうな日程ですので、何とか回復に努めたいと思っています。皆様、お元気でお過ごしくださいませ。

(2016年5月13日 「石破茂オフィシャルブログ」より転載)

Private Medicare Lobbying

高齢者住宅ライダーウッド

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