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2018年03月08日 13時55分 JST | 更新 2018年03月09日 17時20分 JST

コミュニケーションが深まれば、セックスは2倍気持ちよくなる。

人間の全てはコミュニケーションで成り立っている。

Getty Images/iStockphoto
Two pairs of feet under the covers at home in bedroom

セックスとは何か、と一言で言い表すのはとても難しいですが、一つ言えるのは、とても高尚なコミュニケーションの手段だ、ということでしょうか。

セックスとは、体だけが交わるものではなく、「心」と「頭」でも交わるもの。だから、会話をしている時点でセックスは始まっているんです。

例えば、「食事に行こうよ」とメッセを送ることが、僕にとっては前戯になる。今回上梓した『やっぱり熟女がいちばんでした。』で、僕はあまりにも波乱万丈な人生、そしてセックス遍歴とたどってきた7人の熟女さんにインタビューしたのですが、この本ではまさに、言葉のセックスが繰り広げられたのです。

僕はこの本で、初めてセックスした時と同じくらいの印象的な経験をしました。熟女さんたちが体を許すかのごとく、心をフルオープンにして僕にすべてを打ち明けてくれました。セックスでいうところの「受け身」になって、僕は彼女たちの生き様すべてを受け入れました。

会話の中で、共感する場面が多いほど、心がシンク(同期)します。僕がすべてを受け入れ、心から「そうですね」と共感する姿勢を繰り返すことにより、相手も信頼してくれるようになる。セックスに限らず、コミュニケーションって、相手を心の底から全部を受け入れ、肯定する姿勢があれば分かり合えるのではないでしょうか。

男って、アドバイスをしがちですよね。でも、女性とのコミュニケーションにアドバイスはあまり必要ありません。それよりも女性は話を聞いてほしいのです。話しているうちに悲しくなれば、僕もその悲しみを共有し、僕が経験した同じようなエピソードも交えて共感の数を増やしていく。これが僕なりのコミュニケーション術です。

これまで溜め続けていた思いを開放させたことで、熟女さんたちはインタビューが終わったとき、セックスで絶頂を迎えた後のような、すっきりとした顔をしていました。

言いにくいことを相手に伝えるためには...

それでも、雰囲気が壊れそうになる瞬間というのはあるものです。なごやかに話をしていても、相手のタブーに触れてしまった時は、心を閉ざされてしまう。今回の本でも、家族の抱える問題や、自分が裏切られた時のことを思い返すと、会話が詰まる場面が多々ありました。

セックスの場面でもそう。例えば、女性側から男性に「コンドームをつけてほしい」とお願いする、性病の検査に行ってほしいと頼むのは、雰囲気を壊してしまうからなかなか言い出せない、なんていう女性の悩みを聞くこともあります。

そんな時はどうするか。これも、「相手に寄り添う」ことなんです。聞いてはいけないことに話題が移ってしまったら、その場をごまかすのではなく、真正面から話して、表情を読み取ってもらうことが大切です。

例えば、コンドームを付けないということは、女性にとって、望まない妊娠や病気といった大きなリスクを背負うことになります。この時点で対等な関係ではありません。コンドームを付けることを嫌がる男性なんて、自分のことしか考えてないから、そんな人と一緒にいても幸せになれないと思います。

コンドームを付ける付けないという問題は、幸せな男女関係を築く上でのリトマス試験紙になるのです。なので、「コンドームを付けて」とストレートに言って、「私のことを真剣に考えてほしい」という真摯な表情を見せるのがいいかなと考えます。性病検査も「一緒に行こう」と、ずっと一緒に歩んでいきたいという姿勢で臨んだら、あなたのことを想ってくれている男性ならきっと応えてくれます。

人間の全てはコミュニケーションで成り立っている

今回の本を作る上で感じたことは、セックスに限らず、社会生活全般にわたって、人間の全てはコミュニケーションで成り立っているということです。

ストレスの根本は対人関係。良好なコミュニケーションさえとれれば、生活も潤うのです。いっぱい人と話し、聞いて、共感して、お互いの心を開く。そして感情が高まれば、セックスにまでつなげる。良好なコミュニケーションの上に成り立つセックスって、普通の2倍気持ちよくなりますよ。心もつながり、頭もスッキリする。この本を読んで、コミュニケーションのヒントを掴んでもらって、本当に気持ちのいいセックスにたどり着いてくれることを願います。

KADOKAWA

『やっぱり熟女がいちばんでした。』(KADOKAWA)