天国?地獄? 写真家in上海 (ユルい人にでも出来る海外生活) No.1

自分に火の粉がかからない範囲でノンビリと上海フォトグラファーのリアルな日常などを紹介していきたいと思います。

初めまして。上海在住の広告写真家、本田です。これから時々ここにブログを書きます。

上海在住なんで中国の政治、経済について突っ込んだ事を書けりゃいいんですが、中国には金盾(別名グレート・ファイアウォール)と言う西遊記に出てきそうな名前のネット監視システムがあって「内側に住んで」批判的な事を書くのはなかなか厳しい。自分だけならまだしもほぼ確実に中国の友人に迷惑がかかる。

中国は元々Facebookやyoutubeは繋がらないし最近はLINEもGmailも使えなくなってます。じゃ不便か?と言うとWeChat、Webo、Baidu、Taobaoと言うTwitter、FB、google、amazonなどに相当する中国製ソフトがあるんで全然困らない。私も使ってますが早いし本家より使いやすかったりする。まあ、敏感語(政府が気に入らない話題、言葉)は検索しても出てこないし、マイクロブログなんかで調子に乗って敏感語使ってると「怖い人」が注意しに来る、と言う噂もありますが...。あああ、でもあまり怖がらないで! 絶対に言ってはいけない幾つかの言葉さえ避けてれば普通に気楽に生きていけます。なんかハリポッターのHe-Who-Must-Not-Be-Namedみたいですな。

と、言う事で自分に火の粉がかからない範囲でノンビリと上海フォトグラファーのリアルな日常などを紹介していきたいと思います。また、それだけだと飽きちゃいそうなんで「海外生活の極意」みたいな物も書こうと思ってます。講演した後の質問で一番多いのが「どーしたら海外で仕事できますか?」と言うものだったし。

私は23歳の時にふと思い立ってシンガポールに渡り写真家になってから10年ほどロンドンやNYで働き、90年初頭に東京に帰って来た後、また6年近く上海暮らし、と言う出入りの激しい人生送ってます。アジア、ヨーロッパ、アメリカの都市に住んだ事になりますね。

会社から派遣されたわけでも留学したわけでもなく、一人でノコノコ現地(シンガポール)に行ってフォトグラファーになりました。普通の大学受験に失敗し、芸術大学を目指すも絵がヘタで写真学科に、でも大学は一年で中退、勤めてたスタジオで失敗を繰り返しクビになったので、英語も出来ないのに海外を目指したんです。なかなかすごいでしょ。今、書いてみても嫌になるくらいのボンクラですね~。ダメ人間の典型みたい...だったのが海外に行ったおかげ?でまあ現在も「国際フォトグラファー(いろんな国で働いてるという意味で...)」として活躍しておるわけです。だから海外で働きたいけど「どうせ無理~」と思ってる人にチョット教えてあげたい...「コツさえつかめば意外と大したことないよ」と。