夏休みも最終盤、8月も終わろうとする中小学生や中学生のお子さんを持つ世帯では、読書感想文や自由研究をどうするか、と大いに焦っている方もおいででは。
宿題や感想文を代行するサービスも、ちまたにはあるようで一部では話題になっていますね。
夏休みが終わりに近づいた27日、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が、世間で大繁盛しているという「宿題代行業」に対して「詐欺罪だ」と攻撃した。
小中学生の宿題を代行する宿題代行業は読書感想文から絵画、工作などを代行して制作するもので、ネット上では読書感想文1枚3000円とか、絵画1枚4000円などの代金も表示されている。
こんなビジネスに対して尾木ママは27日、ブログで「犯罪に近いですね...一種の いや れっきとした『詐欺罪』です!!」と断じた。(デイリースポーツ)
そんな中で、今からでも間に合う自由研究を支援するキットがあるんですね。
ECサイトなどで「夏休み 宿題」などと検索すると多くのキットがヒットするが、今回注目したのは化学染料の卸売メーカーであるトリイ株式会社(愛知県西尾市)が販売している、夏休みの宿題に追われる小学高学年らを対象にした、「まだ間に合う夏休みの自由研究キット」。なんとこの時期の子ども達のニーズに応えるため(?)メール便での速達にも対応してるのが面白い。
実際の小学校高学年向けのテキスト題材を参照し、染料を活用して植物を染め茎や葉脈などの実態を実感できるのに必要なものがセットになっていて、1日で自由研究に取組む事も出来るという。単に染料などだけでなく、観察まとめノートや書き方まで付録していて、自由研究につなげられるようなサポートも。
このトリイ社、昭和23年に創業された業務用薬品を主に取扱う卸売商社で、これまで小売りは未経験。バブル崩壊やリーマンショックを経て売上減少傾向に歯止めをかけ、新たな新規事業としてこの自由研究キットの発売に至ったとのこと。そして、ノウハウや投資余力に限りがある中で、出店費用が一切ゼロのYahoo!ショッピングを活用してオンライン販売に乗り出しており、既に多くの注文が寄せられるなど、手応えを感じているとの事。
地域の中小企業の新たな活路としてこうした取り組みが生まれている事もまた興味深い。