こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
事務所に、通っている日本大学通信教育学部からお手紙が届いておりました。
※議員だけど学生です。学業に関する過去記事はこちらから↓
授業料の納付のお知らせでした。
教員免許が2年間では取得できず、3年目になってしまいましたが、
まあそれは仕方がない…。
特筆すべきは授業料です。
なんと10万円以下!!
今年から同じく通信制大学の学生となった、いとう陽平新宿区議も書いていましたが、
こうした通信制大学の価値はもっと見直されてしかるべきだと思います。
レジャーランド化する大学の学費を無償にする前に、学費十数万円の通信制大学の地位向上を!
そもそも日本の大学の学費は戦後一貫して上昇を続け、
私立・国立ともにとんでもない授業料になっています。
(文科省HPより抜粋)
その学費・初年度納入金はなんと世界一とも。
引用元:『何とかならないのか?バカ高い大学の授業料』
上記の記事中にもあるように、
これはわが国の明白な教育政策の失敗です。
すでに大学には助成金として毎年兆単位の支出がなされているにも関わらず、
定員割れやレジャーランド化した大学が点在している状況になっています。
私は将来世代への支出を増やす意味でも
給付型奨学金の拡充や大学無償化には賛成の立場ですが、
それはこうした状況の是正とセットで行われるべきだと考えています。
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で、そこで注目されるのが冒頭の通信教育制大学。
初年度納入金も20万程度で、トータル50万円弱で学士を得ることが可能です。
しかも、社会人になってからも通うことができるので、
いまだに新卒一括採用とか意味不明なことをやっている日本の労働市場に
風穴を開ける意味でも、この存在はポテンシャルを秘めているのではないかと思ってます。
そうすれば、無駄なハコモノ維持のために湯水のごとく支出される
大学への補助金も大幅カットすることもできますしね。
まあ大学のブランド価値は政策誘導で、
一朝一夕に創れるものではありませんが、
一つのオプションとして考慮すべきものだと考えています。
そして今後、給付型の奨学金などを拡充していくとすれば、
大学に出している補助金を学生側に転換し、いわゆる「教育バウチャー」として
配布する形式を取るなど、支出は最小限に抑えて、不要な大学を淘汰するべきでしょう。
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とりとめない話になりましたが、
この話はまた一つずつ、噛み砕いて取り上げたいと思います。
次回の定例会でも東京都が独自に給付型奨学金を創設すべし!
ということが論点の一つになるかもしれません。
将来世代への投資は拡充しつつも、
いまある無駄をそのまま温床しないよう、
バランスが取れた政策提言を心がけていきたいと思います。
そして、今年中には必要な単位を取り終えて、
自分自身の学費支出も最小限なものにしたいところです…。
スキマ時間に学業に励みます。
それでは、また明日。
(2016年5月2日 23:39 「おときた駿オフィシャルブログ」より転載)