みんなの党の消滅は、日本の憲政史上最大の損失である

本日は党の今後を占う両院議員総会、並びにその前に「地方議員の声を聞く会」なる党の会合が行われました。先般の様々な報道の通り、私の所属政党のいざこざで、支援者・有権者・都民の方々には多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりました。

本日は党の今後を占う両院議員総会、並びにその前に

「地方議員の声を聞く会」なる党の会合が行われました。

(写真は楠神奈川県議のFBより拝借)

先般の様々な報道の通り、私の所属政党のいざこざで、

支援者・有権者・都民の方々には多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりました。

地方議員からの意見を述べる機会に当たっては、

私は下記のように発言させていただきました。

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地方議員や、あるいは有権者の視点から

ご意見を述べた方はたくさんいらっしゃいます。

しかし私は敢えて、この政治の世界には「競合」、つまり、

敵やライバルといった存在がいることを申し上げたいと思います。

いま、みんなの党が内部でいがみ合い、対立し、分裂するとしたら、

それで利するのは一体どの勢力なのか。この争いを笑って見ている、

そういう既得権益者がいるのではないか。

それを考えれば、結論は明らかです。

みんなの党が縮小・衰退することは、

日本の憲政史上の最大の損失であると思います。

私は、この国の政治を変えるために、

人生を投げ打って政界に、みんなの党に身を投じました。

ぜひ国会議員の皆さまも、誇りと自負を胸に、

今後の両院総会に臨んでいただきたいと思います。

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憲政史上、我が国においては、程度は違えども

「大きな政府VS大きな政府」

という政治の対立軸しか存在しませんでした。

将来世代にツケを先送りする社会保障を増大させた結果が、

1000兆円以上の借金と、1億円あまりの世代間格差です。

こうした政界の状況において、初めて現れた

「小さな政府」「自由主義」を標ぼうするこの政党が

こんな形で空中分解してしまうのは、私にはあまりにも惜しいと思われてなりません。

<みんなの党>分裂を当面回避 両院総会であいまい決着

その後の両院議員総会において、分裂は回避されたとのこと。

私には現時点で報道ベースの情報しかありませんが、

これが表面上の和解にすぎず、またぞろ年末になったら

「政党交付金目当てで、新党結成か!」

などという運びにならないように心から願いたいですし、

いち地方議員ながらそのために尽力していく次第です。

この騒動でご心配をおかけしている多くの皆さまに心からお詫びを申し上げるとともに、

今後も私は自分のできる立場から公明正大な情報発信に努めることを誓い、

引き続きのご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。

それでは、また明日。

(2014年9月27日「おときた駿ブログ」より転載)

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