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2015年08月23日 01時34分 JST | 更新 2016年08月19日 18時12分 JST

必要なのはセンスではなく、顧客目線! 非デザイナーのための夏の自主学習用スライド5選

デザイナー「ターゲットとこのサイトの接触シーンを想定し、この部分は○○を想起させる意図で作ってみました。どうでしょう。」

と渡された、1枚のデザイン案。

デザイナーではない貴方が受け取ったそのデザイン案、どの部分に着目し、どう判断して、どう改善していけばいいのでしょうか。

ちょうど、世間ではデザインの盗用問題が話題になっています。ユーザ体験のデザインは、チーム全員が係る大事な業務で、非デザイナーだからとは言ってられません。そんななか、とても役立つスライドをまとめてみました。夏休みの自主学習にどうぞ。

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どんなユーザニーズを解決するために作るの? 「誰に何を伝える? わたしのデザインコンセプトの 作り方、探し方」

フリーランスのWebデザイナー、角田綾佳さんのスライドです。

まずは黙って、上のスライドを5ページ目まで読んでみてください。

?!?! このサイトに来る人は 「〇〇で〇〇になりたい」?! そこまで考えてなかった!!

......そこまで考えていましたか?

このスライドは、デザインを見る利用者の立場に立って、彼らの欲求や行動につながる一歩踏み込んだインサイト(このスライドでは、叶えたい深層と言っています)に応えるデザインコンセプトの考え方を語っています。

色・形・サイズなど詳細を語るもっと前、まず何を誰に届けたいのかというコンセプト作りのために、把握しておきたいですね。

何がNGなデザインなの? 「ノンデザイナーのための「デザインの判断」はとりあえずコレだけおさえよう」

ULTRAのファウンダー&デザイナーの佐々木 恒平さんのスライドです。

こちらのスライドでは、デザイン案を受け取った非デザイナーに「伝わるデザイン」を考えるために必要な、以下の判断基準を提示しています。

  • デザインで最も重要なこと
  • コントラストが重要
  • 簡単な書体の選び方
  • 良いロゴの見方
  • 簡単な色の選び方
  • 写真素材の選び方

特に役に立つのが、コントラスト・書体・ロゴ・色・写真それぞれを判断する際に生まれる疑問と、こう判断すべきという道筋が示されている点。より具体的なテクニックを考える際に有用です。

なお、写真利用の判断の前提として、その写真を利用できる権利関係がクリアかどうかを知るには、「「モンローはOK、ヘップバーンはNG」 企業サイトで画像を使うとき注意すべき著作権と肖像権のお話」の記事をどうぞ。

2つのアプローチ、どちらの立場で考える? 「Aさんが言うデザインとBさんの言うデザイン、結局どっちが正しいの?」

デザインを判断する人が多く、それぞれの意見がばらばらになるというのも、よくある悩み。

「プロモーション」重視と「ユーザビリティ」重視の2つのデザインアプローチからの意見に挟まれたデザイナーが、ユーザ理解とコンテンツ特性からあるべきデザインを紐解いていくという流れになっています。

自分の意見が、2つのアプローチをどちらの立場をより重視したものであるかを考えておきたいですね。

一人ひとりがデザイン意識を持つ 「いいデザインのために組織の一人ひとりができること」

エンジニアからデザイナーに転身されたフリーランスのWebデザイナー、吉川雅彦さんのスライドです。

「デザイナーとはどんな仕事?」と考えた時に思いつくよくある誤解を解きつつ、デザインとは何かについて語っています。

「デザインとは、それがどのように見えるか、感じるかだけではない。 デザインとは、それがどのように作用するかだ。」

Steve Jobs

期待通りに作用し「目的を達成する」ためのデザインのために、目的や情報の適切な共有について書かれています。

デザイン意識の高い組織づくりのために 「デザインのためのデザイン」

nanapiのCCO/デザイナーの上谷真之さんのスライドです。

良いデザインを生むためには、組織自体のデザインも重要。というわけでこちらは、マネジメントの話になります。自分自身がデザインに関わる重要性が理解できた次はそれをチームに波及させていきましょう。

こちらのスライドでは、デザインのみならずプロジェクト進行の障害になる組織上の問題、「暗黙知の蔓延」「メンバーの熱量が低い」「コミュニケーションロスが多い」をいかに解決するかが書かれています。組織デザインのアンチパターンも必読です。

まとめ

個人として制作物へのデザイン意識を高めるためのコンセプト作りからデザインのあるべきパターン、さらには組織デザインまでをカバーするスライドを5つ集めてみました。

夏の大人の自由研究として、それぞれのスライドを導入に興味を持った分野を深堀りしてみるのはいかがでしょうか。