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コカ・コーラの「トクホ」参入で、飲料業界の勢力図は変わるのか

コカ・コーラが、今回発売を開始するのは主力商品である『コカ・コーラ』のトクホバージョンです。
Peter Dazeley via Getty Images

トクホ市場は年々拡大!コカ・コーラの参入が話題に

「トクホ」という言葉を様々な場所で目にする機会が年々増えてきました。

トクホとは、特定保健用食品のこと。特定保健用食品は、科学的に保健効果が証明された成分を含んだ食品です。1991年に特定保健用食品制度が開始し、トクホ認定を受ければ成分の効果を表示することができるようになりました。

トクホ認定された食品は2016年3月末時点で1238品目。トクホ市場は1997年の1315億円から2015年には6391億円と年々拡大を続けています。

拡大するトクホ市場のなかで最も勢いがあるのが「飲料」です。2009年に1315億円だった市場は2015年には2290億円となりました。(参考:公益財団法人 日本健康・栄養食品協会発表資料)

そのトクホ飲料業界で、コカ・コーラが『トクホコーラ』参入を発表して話題となっています。

トクホコーラは縮小気味!?コカ・コーラの参入で拡大が期待

コカ・コーラはこれまでトクホのお茶の販売は行ってきましたが、今回発売を開始するのは主力商品である『コカ・コーラ』のトクホバージョン。トクホ飲料業界で、コーラ飲料はお茶の次に大きなシェアを持っています。

現在のトクホコーラ飲料はキリンビバレッジの「キリン・メッツコーラ」と、サントリーの「ペプシスペシャル」の2商品。

2012年にトクホコーラ飲料は発売を開始し、健康を気にしてコーラを飲まなくなった成人男性を中心に支持を受けヒットしました。しかし2014年以降は縮小傾向です。コカ・コーラはブランドの強みとトクホでも変わらない味の追求で、シェア獲得と拡大を目指します。

日本独自の制度で、国際的にも注目を浴びる「トクホ」。『コカ・コーラ』の参入で、トクホ業界は更に盛り上がっていくことが予想されます。

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