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迷信・ショック――『スコットランド人夫の日本不思議発見記』(9)

日本だけでなく、勿論、イギリスにも迷信は多々あります。
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スコットランド生まれ、スコットランド育ちの夫は、時に純日本人の私をイラっとさせます。

そんな私に夫はせせら笑いながらこう言いました。

「こんな寒い日に蛇はおろか泥棒なんて来やしないヨ☆」

――ええ、確かにそうなのかも知れません。子供の躾や戒めとして、小さい頃から言われ続けてきた迷信を私も心底信用している訳ではありませんが、あえて禁じられてきた行為を堂々と見せ付けられるのはあまり心地よくありません。

夫はそれからも「日本の迷信は意味が分からナイ!」と言って、蹴散らしました。

例えば――

「夜爪を切ると、親の死に目に会えない」「雷が鳴ったらヘソを隠せ」など...。

夫はいちいち「ナゼ!?」と口を挟んでくるので、私は「日本の迷信」と言う本を取り寄せ、懇々と夫に説明するハメになりました。

夫は仏教の教えに少なからず興味があったのか、「北枕で寝るな」「ご飯に箸を立てるな」「箸から箸に食べ物を渡してはいけない」などには理解を示してくれました。「死人」や「葬式」を連想するものは良くないと思ったのでしょう。「お箸の使い方には注意スルヨ☆」と、宣誓してくれたものです。

勿論、スコットランド――と言いますか、イギリスにも迷信は多々あります。

有名なものと言えば「13日の金曜日」でしょうか。その他、しばしば耳にするのが「ハシゴの下を通るとアンラッキー」です。そもそもハシゴが崩れるかも知れない、上から何かが落ちてくるかも知れない、そう考えると、その下を通るのは危険です。このように、理にかなった迷信は、積極的に受け入れて行きたいのですが、

意味不明な上、何かと不便な迷信は正直面倒なので困っています。

余談ですが、日本では「黒猫が道を横切ると不幸が訪れる」と言われていますが、こちらでは「黒猫は幸福を呼ぶ」と信じられています。ゆえに「黒猫保有率」が高いせいか、私はしばしば黒猫たちと遭遇しまくっています。

~続く。

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