茶わん蒸し、納豆に砂糖はあり?なし?-「北海道民あるある」2

北海道の茶碗蒸しは甘い!その上、具に「栗の甘露煮」という甘い栗を入れます。

こんにちは。「きのかんち」です。生まれてからずっと北海道に住んでいるので、全国的に常識だと思っていたことをTWITTERやブログに書き、「何それ!」と言われて初めて北海道(プラス東北)独自のものだと知ったりする最近です。それと同時に、北海道と東北は似た慣習があるのだなぁと知りました。ネットって、全国の人と繋がれてスゴイ...と超絶今さらな感想を抱いております。

さて、今回は「北海道と甘味」についてです。「甘味」と言ってもお菓子等のことではなく、コレ甘くしちゃう!?というモノをいくつかご紹介いたします。私自身甘くて当たり前だと思っているものが、本当は甘くないんだと知った時の衝撃が伝わればいいなぁと思います。ちなみに北海道は広いですので、地域によっては「そんなことしないし!」という方もいるかもしれません。

それではまずは有名どころから...【茶碗蒸し】です!こちら、本州の方では出汁の味が利いたうっすら塩味のものですね。レシピを見ても、みりんを少ししか入れてないようです。

しかし北海道の茶碗蒸しは甘い!その上、具に「栗の甘露煮」という甘い栗を入れます。銀杏の代わりに、栗の甘露煮です。この栗の甘露煮は、普通にスーパーで瓶詰めになって売っています。卵液の方には多めのみりんの他に、この栗の甘露煮の甘いシロップも一緒に入れるのです。

甘さ加減はおそらくご家庭によって様々なのでしょうが、我が家はかなり甘い茶碗蒸しでした。そしてその味がやっぱり一番です。ぜひ甘い茶碗蒸し、一度作って食べてみてください。

ちなみに北海道で甘い茶碗蒸しを食べようとお店に入っても、意外と店では普通の出汁味の茶碗蒸しが出されていたりします。甘い茶碗蒸しは、家庭の味のようです。

次に【赤飯】です。これも有名ですね。赤飯は普通、小豆が上に乗っていますが、北海道では甘納豆が乗っております。そして端には紅ショウガがあることも。甘納豆で甘く仕上がっている赤飯ですが、塩やゴマ塩をかけて食べます。甘くしたいのか、しょっぱくしたいのかわからないですね。でもいいのです。この、甘さと塩気のコントラストが美味しいのです!

ちなみにスーパーやコンビニで赤飯おにぎりが売っているのですが、甘納豆バージョンと小豆バージョンの2種類おいてあることが多いです。私は甘納豆バージョンしか買ったことないですが、選べるのは良いですね!

調べてみると赤飯は、地域によって本当にいろいろな作り方があるようです。いつか全種類食べてみたいなぁと思う、赤飯大好きな私でした。

次は【納豆】です。納豆にタレもしくは醤油を入れて、さらに砂糖も少し入れます。「え?甘くなるでしょ!?」とお思いでしょう。はい、多少甘くなります!でもそれも美味しいのですよ!しかも砂糖を入れて混ぜると、粘り気が3倍くらい増します。それがまた、よいのですよね~。

私の主人は納豆に砂糖を入れない派の人です。私は砂糖を幼い頃から入れていたのですが、入れない派からみるとやはり「なんか気持ち悪い...」んだそう。「やってみなよ!」と勧めるも、頑なに砂糖を入れません。私には二人の娘がいるのですが、娘たちは砂糖を入れた方が好きみたいです。

この他にも、アメリカンドッグに砂糖をまぶしたり(これは私は知らなかったのですが、道東の方々はよくやるそう!)、トマトに砂糖をかけたりして食べます。なぜ北海道の人はいろいろと甘くするのでしょう...

甘党なのか!?と思いきや、そういうわけでもなかったりします。調べてみると、砂糖のもととなるビート(甜菜)の生産量日本一なのが北海道のようです。日本一というか、ほぼ北海道で作られてるそう。その辺も北海道民が色々な物を甘くするのに関係してるのかもしれませんね。

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