会話はどっち?-夫はゲルマン人(21)

ゲルマン人の夫、意味は通じるけどやや不自然な日本語の文章がたまーにあったり、やたら受動態の文章にしたがる傾向があったりします。

こんにちは、または初めまして、とりあえずビールと申します。

ゲルマン人の夫との生活などについて書いております。現在は日本に住んでおります。

国際結婚夫婦がよく受けるであろう質問「会話はどっちの言葉?」うちもよく聞かれます。我が家はゲルマンさんが日本語堪能なので99%日本語です。ニュース番組もお笑い番組もたいてい全部理解してるようですし、ご近所さんは勿論、役所や病院などでも問題ありません。

しかしドイツ語をそのまま日本語に直訳したであろう、意味は通じるけどやや不自然な日本語の文章がたまーにあったり、やたら受動態の文章にしたがる傾向があったりします。

どうやらかつて日本語を勉強してる時に、日本語は受動態が多いと習ったようでその影響なのかもしれません。

「そんな無理矢理受動態にしなくていいよ...」と思うことがあります。

かと思えば、日本語でどう表現していいか分からない時にドイツ人であるゲルマンさんならではの語感で作られた日本語の文章は日本語母語話者の私にとって斬新な表現となり、笑いのツボにグッとくることがよくあります。

あとは単語のチョイス。日本人とは違うと感じることがあります。主に外来語です。

診察券について考えたこともありませんでしたが、診察券のないドイツからやって来たゲルマンさんにとっては謎のアイテムでした。

(保険証番号やら生年月日でカルテの管理・検索できるのでは?とのこと)

説明すると「つまりメンバーズカード?」と言われ納得。確かにー! それから頑なにゲルマンさんは「メンバーズカード」と言ってます。

あとはこちらとか。

カヴァーヴァージョン...

なるほど。そう言いかえることもできるか...。替え歌より俄然おしゃれ感アップ。

こんな具合で「確かにそうだよね」と納得することが多く、よく膝をたたきまくってます。

違う言語からの視点で言い換えるのって面白い!

注目記事