世界のお洒落なアパートメントスタイルのホテル10選

旅上手な大人には、こんなアパート風のホテルをお勧めします。

旅慣れてくると、大好きな街で地元っ子気分の滞在がしたくなるのも無理はありません。アパートシェアやバケーションレンタルの人気は、ホテル業界に害を犯しているという声もあるけれど、逆にそれをインスピレーションに、アパート風でもホテルの便利さをキープした物件も登場しています。せっかくの滞在を、地元の設備施設の使い方や掃除にばかり費やしてゆったりできないのでは、意味がありません。だからこそ、旅上手な大人には、こんなアパート風のホテルをお勧めします。

豪華なバロック様式のディテールが、すっきりとした近代的な空間にどうしてか見事にマッチしたエル・パラウエトのインテリア。そのバランスの秘密は、ベッドルーム2部屋付きの自慢のゲストスイートへと案内してくれる、担当パーソナルアシスタントに聞いて見ましょう。部屋のハイテク設備やデザイン的特徴の説明を聞けば、滞在中ますます充実したリビング、いえ、生活が楽しめそうです。

香港では、地から天へと延びるシルエットがよく目に入ってくるもの。ここ、ザ・ジェルヴォワも例外ではありません。床から天井まで広がる角部屋の窓、存分に大理石を使ったバスルームなど、超コンテンポラリーかつ都会的なデザイン要素がたっぷりと取り込まれています。スムースかつシャープなミニマリズムを大々的に打ち出したこの空間。もちろん、オープンな雰囲気なのに、プライバシーはしっかり重視しています。

ニューヨークには、手の届く家賃も住みやすい空間もあるけれど、それが両方揃っているアパートはなかなか見つかりません。ブルックリンのグリーンポイント地区にあるボックスハウス・ホテルは、見事にそれを実現。高い天井の下、大きな窓から眺める夕暮れ時のマンハッタンの景色は、イーストリバーのこちら側にいるからこその醍醐味。インテリアも文句なしにスタイリッシュでトレンドコンシャスです。

19世紀に建てられたミッテ地区のこの美しい建物。館内にはたくさんのヴィンテージ家具やアクセントがあしらわれ、長期滞在しても飽きることナシ。しかも、このエリアはベルリンきってのお洒落さんが集まる人気地区。ホテルが用意したフィンランドの自転車メーカー「Pelago」製のレンタサイクルで、街散策に出かけましょう。

パリ・グループのデザインには、ある種のパターンが見られるけれど、それがとっても寝心地の良いベッドだったり、鮮やかなマリブタイルだったり、広めの間取りだったりというものであれば、文句はないはず。しかも、LAらしいお洒落なボヘミアンスタイルで、ビーチからもほんの数ブロックとあれば、夢のアパートを実現したようなもの。玄関前のボッチェコートや、ロビーの暖炉など、ちょっとしたディテールがアットホームな温かみをアップ。

シドニーの、人混みに溢れたウォーターフロントから少し離れた場所に位置するアッジ・ブティック・アパートホテルは、もう少しニュアンスを感じさせるデザインとプライベート感、そしてサリーヒルズ地区のチャーミングな魅力をたっぷりと取り込んだ一軒です。無駄なくスタイリッシュなアパートには、各ユニット内にフルキッチンとダイニングルームを用意。また、館内にはランドリー施設も揃っているから、普段住んでいるような滞在が楽しめるはず。

ロンドン中心地から西へと少し離れた先にあるユーロパ・ハウス。人気のイーストサイドに行くにはちょっと不便だけれど、メイダヴェール地区にはそれさえも忘れさせてくれる、ユニークな魅力が溢れています。ユーロパ・ハウスのユニットは、どれも本格的なアパートメント。各ユニットにリビングルーム、ベッドルーム、フルキッチンが揃っているほか、遊び場付きのプライベートガーデンや、温かみのある木の家具が。そして、外から戻ると美味しい手作りクッキーとミルクが用意されているなんて、まさに家庭的な滞在が楽しめそう。

トレビの泉からほど近い、というだけでも滞在の価値あるけれど、カーザカウの強みはもちろんそれだけではありません。観光客に溢れるエリアにありながら、玄関の向こうに広がるのはアーティステックで落ち着きある空間。むき出しの梁や優しいパステルカラーを取り入れた客室は一つ一つデザインが異なり、何度訪れても飽きない造り。しかもオーナーはローマの地元っ子の間でもとっても評判の高いレストランを2軒経営しているから、ディナープランに悩むこともありません。

ちょっと懐かしいようなミッドセンチュリー建築と、明るいブロンドウッドを基調に、ポップなタイポグラフィーを模したインテリア。こういうスタイルが好きなトラベラーにとっては、気になる要素が全て揃ったリスボネア・アパートメンツ。いえ、私たちだってこういうスタイルは大好きです。リスボンの中心地へも夜賑やかなバイロ・アルト地区へも、徒歩数分でアクセスできる便利な立地で、ここに泊まらない理由は見つかりません。

上級者なリオの楽しみ方を伝授しましょう。まずは、比較的混雑していないビーチの近くに腰を下ろし(例えばジョアティンガ)、ラグジュアリー感たっぷりのテラスを囲う、それぞれ異なる色をテーマにした7つのスイートからお気に入りをセレクト。自分の部屋のバルコニーから、ポン・ジ・アスーカルと海の眺めをたっぷり堪能しつつ、フレッシュなカイピリーニャを味わう、以上。さあ、スーツケースの準備を始めましょう。

元記事はこちら:Tablet Hotels Magazine