オリンピックは大丈夫なのか? 10

新国立競技場問題を考えるのつづきです。設問1:現国立競技場にはサブトラックがないので陸上の大会が開けません、どうにかしてください。(配点20点)

新国立競技場問題を考えるのつづきです。

設問1:現国立競技場にはサブトラックがないので陸上の大会が開けません、どうにかしてください。(配点20点)

設問2:現国立競技場をサッカーやラグビー等の専用球技場にしようと思います。ピッチまで遠くて、スタンド傾斜がゆるくて見えにくいです。

また雨の日対策でスタンドには庇もつけてほしいです。

どうにかしてください。(配点20点)

設問3:オリンピックのメイン会場として考えたときに、開会セレモニーのときに8万人を収容したいです。(配点10点)

設問4:現国立競技場でコンサートイベントも開きたいと思っています。スタッフ控室や売店、飲食店を併設してほしいです。(配点10点)

設問5:コンサートイベント時の近隣への騒音や入退場時に最寄駅の大混雑を緩和できませんか。(配点10点)

設問6:都心の解放緑地は皇居、東宮御所、明治神宮、新宿御苑、上野公園です。国立競技場周辺の明治神宮外苑も災害時の拠点施設としても考えてほしいです。(配点10点)

設問7:施設におけるバリアフリーやアメニティ性を高めてください。

(配点5点)

設問8:外苑周辺の緑地や歴史的景観との環境の調和を図ってください。(配点5点)

設問9:オリンピック時もその後も維持管理コストに配慮してください。

(配点5点)

設問10:過去現在未来までの建築文化を考慮した今後の日本を代表するような建築のひとつとしてお手本となってください。(配点5点)

以上10の設問で合計100点満点とします。

設問1と2は必須解答です。

この2問で12点づつ取れてないものは失格となります。

そのため、一昨年におこなわれた全国選抜安藤ゼミナール模試の合格者はすべて失格となり、再試験となりました。

いきなり難しいところから入らないで、説きやすい問題から先に手をつけるように。

それでは講師の先生方の答えを見てみましょう。

(2014年12月26日「建築エコノミスト 森山のブログ」より転載)

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