オリンピックは大丈夫なのか? 13

オリンピックのメインスタジアムをどうするかについて私が考える計画を発表します!それは!「イーストトウキョウオリンピック」です。

東京オリンピック2020の心配は外苑のスタジアム建設がちっともうまくいってなくて、ホント大丈夫なのかい?ってとこから始まって、

森元首相が決めてきたといわれるラグビーのワールドカップにも間に合わねんじゃねえか?ということも心配になり、

費用がどんどんかさみながら、次の世代につながりそうもない計画。

外苑周辺の再開発とかいいながら極々一部のとこにしかその恩恵もないっていう不思議な計画になりつつあります。

なあんか、東京でオリンピックっつーたって、

なんだか東京っぽくねえなあと

東京の顔っていったいどこなんだ?青山通り?千駄ヶ谷?

思い出してみてください。

海外からのおもてなしと日本の元気を見せようってんなら違うはずですよね。

今でもずっと外国人観光客からの東京の一番人気っていえば

ここでい!

浅草の雷門です。

確かに僕も上京したての頃、都内の親戚にすぐ案内されました。

その後も外国からお客さんくると、ここに行きますね。

やっぱ、東京の強みは「江戸コンテンツ」だと思うんです。

オリンピックのメインスタジアムをどうするかについて

私が考える計画を発表します!

それは!「イーストトウキョウオリンピック」です。

隅田川沿いの台東区リバーサイドSCに、「隅田川スタジアム」を作りましょう。

とりあえず、ロンドンの「ウェンブリーススタジアム」を合成してみましたが、どうでしょう?なんかよさそうじゃないですか、これ。

そして、「GIANT KILLING(ジャイアントキリング)」に登場する、東京のクラブチーム「イーストトウキョウユナイテッドFC」をマジで結成しませんか?です。

それだけじゃないんです。

「江戸としての東京」を見なおすメリットはいっぱいあるんです。

まず、立地ですが、浅草駅から徒歩10分圏

観光地としての浅草エリアでもあり、隅田川に面しています。

新東京名所であるスカイツリーのおひざ元でもあります。

夜はこんな感じです。

なんか、ロンドンオリンピックみたいじゃないっすか!

じゃあ、ここでもウェンブリースタジアム合成やってみましょう。

こ、これは!思ってた以上にイイ!

X型の歩行者専用の桜橋とすごい夜景リンクですよ。

隅田川花火も共演させてみましょう。

おおおーっ!

屋形船も繰り出してみましょう。

なんかいいんじゃないでしょうか!隅田川でオリンピック。

こういうイベントビジュアルだけでなく、台東区、墨田区、足立区エリアにオリンピックのメイン施設をもってくるメリットは、東京都の都市計画的見地からも有効と思われるのです。

この20~30年くらいの間で上京してきた人や、若い人は浅草というと観光地と年寄りの街だと思っている人は多くないですか?

このエリアは戦前にはもっとも栄えたエリアでした。

浅草六区というのを聞いたことはないでしょうか?

浅草ロックではないですよ、昔の地名ですね。

今でいえば新宿アルタ前とか渋谷センター街みたいなところだったんです。

ビートたけしさんとか、なぎら健壱さんのいろんなエピソードで初めて浅草のことを知った人も多いのではないですかね。

僕が上京した30年ほど前で既に、雷門と電気ブランが有名でしたが、若者の街の印象ではなくなってました。

関東大震災や東京大空襲によって街が壊滅して、その後の私鉄沿線の新興住宅地開発によって、だんだん東京の中心が新宿に移り、人の動きが西へ西へ動いていった結果なんですけどね。

ところがですねよく言われることなのですが

東京駅を中心に距離を測ってみると、思っている以上に近くて便利なところなのです。

田舎から東京に出てきて小田急や京王、中央線、西武線とかで通勤通学し始めると、「両国」っていうと、結構遠いってイメージありません?

ところがですね、「両国」は「浜松町」と同じくらいの2キロ圏内なんです。

浅草はですね4キロ圏内でして、西側では田町、白銀、青山、曙橋、早稲田なんですよね。

浅草や亀戸っていうと随分離れたところと思ってるでしょう?

東側の方が戦後早くに街になったんです。

道路も縦横まっすぐに通ってますしね。

それがですね。

この20年ほどは苦戦しているんです。

台東区や墨田区ではその辺りの街の再生に取り組んでいますが、

14につづく

(2014年12月1日「建築エコノミスト 森山のブログ」より転載)

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