真国立競技場へ11

真国立競技場計画がなぜ最速の計画かというと、それは、建築許可に関する部分がいったん最少だからです。

真国立競技場計画がなぜ最速の計画かというと、

それは、建築許可に関する部分がいったん最少だからです。

つまり、この建物は下記の資料にもあるように

南北に128間(1間=1.8m)、約230m

東西に10間、約18m

面積4140㎡(1250坪)の平屋建てコンクリート建築

すぐに建つ、こんなもん。

都市計画許可上も、小さい建物になるから判断安全側。

変更も早い。

建築の許認可も早い早い、民間のERIとかビューロベリタスとかに持ってくだけ。構造審査もすぐ終わり!これに関してだけは!

1250坪のRC建築だったら、まあ坪100万円もみときゃ十分でしょう。

いくらだと思います?12億5000万円。

斜面地の整備とかもあるとしても、とりあえず50億円くらいで出来る!

即着工。

で、時間稼ぐ。

工程表はこのようになります。

まず、第一段階は初代国立競技場の復元です。

その許可は最速で取ります。

たぶん3か月くらい。

で、すぐ着工する。躯体だけなんだから図面もあるんだし。

で、その間この躯体と配置を活用しながらこの初代をどのようにバージョンアップが可能なのかをみんなで考える。

コンペしてもいいでしょう。

増築バージョンアップの設計に1年かけて、

その間初代国立競技場は活用する!

スポーツや五輪イベントやコンサートにも!

学徒動員の鎮魂や終戦記念日に国民全員で哀悼する。

そうして初代国立競技場ありがとうイベントをやって、バージョンアップ工事を開始する。

バージョンアップ工事中にテナントや活用方法等についても議論する。

間に合わないどころか、2018年中に出来上がるかもしれません。

では、どのようにバージョンアップするか!

そこでふたたびこの外苑空撮を眺めていたんですが、

左奥のところに橋がかかっていますよね。

これは今でも残る千駄ヶ谷駅前の橋です。

その周辺に川に沿うように民家が並んでいる。

で、もう少し寄ってみると

川からもけっこう距離がある。

むしろこの川沿いにも森があったのかあ。

こんな佇まいなんではないでしょうか

現在の空撮に載せてみましょう。

つまり、このファサードは通りから結構引っ込んだところにあったわけです。外苑西通りに面しない。

外苑西通りまで100メートルは離れている。

(2015年6月5日「建築エコノミスト 森山のブログ」より転載)

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