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2017年12月16日 17時13分 JST | 更新 2017年12月16日 17時14分 JST

GoogleのAI、太陽系外の恒星系「ケプラー90」に新たな惑星を発見 史上初

さらに多くのデータを分析すればもっと発見がある可能性は非常に高い。

TechCrunch日本版

今日(米国時間12/14)GoogleとNASAは、 ケプラー90恒星系の新しい惑星を、機械学習を使用して発見したことを発表した。科学者らはケプラーのデータにニューラルネットワーキングを適用することで、ケプラー90系で8番目の惑星を新たに発見した。これでケプラー90系は、これまでにわかっている中で最も多くの惑星をもつ恒星系として太陽系と並んだ。

ケプラー90iは、Googleのニューラルネットワークが発見した新しい惑星で、従来惑星の識別に用いられていた信号と比べて弱い信号しか発信しない。Googleのツールはこの系で最も小さい惑星であるケプラー80gも発見している。

Googleはこの発見を発表した会見で、写真に写った猫や犬を識別するのと本質的には同じツールを使用して、過去4年間に集めたケプラーのデータを分析したことを説明した。

ケプラー90は、太陽よりやや高温で質量も大きいが、その他多くの点でわれわれの太陽と似ている。ケプラー90iはこの星を周回する最小の惑星で、生命が存在する可能性はほぼない —— NASAによると表面は岩が多く温度は華氏800度(427℃)。しかしそれは、恒星に近い惑星は遠方の惑星よりも小さく岩が多いという理論を裏付ける新たな証拠でもある。地球が365日周期で太陽の周りを回るのに対して、新惑星はケプラー90の軌道をわずか14日間で周回する。

TechCrunch日本版

ケプラー90には、すでに発見されたもの以外の惑星がある可能性もある —— ケプラー系は恒星にごく近い部分の惑星だけしか探索されていない。まだ観察されていない遠方にもっと惑星がある可能性は高い、とNASAは言っている

GoogleのAIは、ケプラーで観察された約20万の天体のうち670個を調べただけで今回2つの太陽系外惑星を発見するにいたった。つまり、さらに多くのデータを分析すればもっと発見がある可能性は非常に高い。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

(2017年12月15日TechCrunch日本版「GoogleのAI、太陽系以外で8つの惑星をもつ恒星系を初めて発見」より転載)

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