多くの人はいつか自動運転車に乗って、車が走行している間、メールを読んだり、ツイートしたり、仕事をしたりすることを心待ちにしている。これは毎日の通勤のイライラを抑えるのに加え、道の安全を保つことにつながるだろう。
Googleの自動運転プロジェクトはこの分野を牽引していて、最近、車が歩行者にサインを出す特許を取得 (Patent #: US009196164, 取得日 2015年11月24日)した。これまでGoogleは自動運転車が公道で歩行者や他のドライバーに対してどのように車の意図を伝えるかという課題を抱えていた。
特許内容の一部を抜粋。
表示する情報の要素は、自動運転車の意図を歩行者に伝えるためのものです。例えば、自動運転車にはセンサーがあり、物や車の前の道を歩行者が道を渡ろうとしている、あるいは渡り始めているといったことを検知することができます。車のコンピューターは状況に応じてどのような反応が正しいかを判断します。例えば、コンピューターは車を止めたり、速度を落としたり、道を譲ったり、安全な場合は停止することを判断します。車は次に歩行者にサインを出し、車の動きやその次に計画している動きを示すことができます。例えば、車は物理的にサインを出す、電子サインや点灯、スピーカーによる音声での通知を提供することができます。
つまり、もし自動運転車が青信号を認識して前に進む場合、右手側には歩行者に止まれというサインを出して伝えることができる。常に歩行者が優先だ。
このようなイメージだ。
他社も自動運転車を公道に出すための競争に参入している。そのため新しい技術の特許を取ることは重要なことだ。Tesla、UberやAppleはこのようなテクノロジーの特許を取得するだろうか?まずはGoogleと話をしなければならなくなるだろう。通信業界は類似品と訴訟であふれた業界だと思っているだろうか?自動運転車がコンシューマーに届くようになった時、この業界がどうなっているか気になるところだ。
そろそろ本格的にレースが始まるようだ。
[原文へ]
(2015年12月1日 TechCrunch Japan「Google、自動運転車の車体に歩行者に向けたサインを表示する特許を取得」より転載)
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