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夜空が賑やかです。きょう24日(水)は、南の空で火星とアンタレスがかなり接近。土星と一列に並んで輝く姿を楽しめます。肉眼でもはっきり確認でき、観測におすすめ。気になる今夜の天気をまとめました。
南の空にご注目
きょう24日(水)、ぜひ夜空を見上げてみてください。南から少し西よりの空に、明るい星たちが寄り添います。夜空でひと際、赤く輝いて見えるのが火星、そのすぐ下の赤い星がさそり座のアンタレス。この2つの赤い星よりやや上にあり、黄色っぽく輝くのが土星です。
これらの3つの明るい星が、ほぼ一直線上に並んで見えます。肉眼でもしっかり見えて、明るさや色の違いを楽しめるでしょう。
空の低い所で輝き、月が出る22時から23時頃には見えなくなりますので、日が暮れた後、なるべく夜の早い時間に見上げてみるとよさそうです。気になる各地のお天気をまとめました。
見られる所は?
北海道は、日本海側やオホーツク海側で晴れる所が多く、観測のチャンスがありそうです。一方、太平洋側は曇りや雨の予想です。
東北や関東甲信、東海は所々で雨や雷雨があり、観測にはあいにくの空模様でしょう。
北陸もにわか雨がありますが、一部で見られる可能性も。
近畿から九州は太平洋側の山沿いで雨の降る所がありますが、日本海側を中心に観測できる可能性が高いでしょう。
沖縄は晴れますが、本島地方は一時的に曇る所があり、先島地方で星空指数が高くなっています。
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中川 裕美子[日本気象協会本社]気象予報士 防災士 熱中症予防指導員
2007年1月より日本気象協会勤務。
ラジオやストリーミングでの天気解説、新聞やテレビの天気原稿作成などを担当。
「天気でわかる四季のくらし」(新日本出版社)を共同執筆。
一児の母となり、公私ともに奮闘中。