22日は気温が上昇して雨 雪崩に注意

あすにかけては、低気圧が本州の南岸を北東へ進み、まとまった雨雲が西から東へと移動するでしょう。

きょうは都心など関東の平野部でも雪のちらついた所がありましたが、あすは気温が上昇し、雨の所が多くなります。東北でも日中はや湿った雪に。多雪地は雪崩に注意。

21日午後2時の雨雲のようす

▪ 今夜から本降りの雨に

けさの徳田予報士の記事にもあるように、朝は都心など、関東の平野部でも雪のちらついた所がありました。午後2時現在、九州から東海の所々に雨雲がかかり、弱い雨の降っている所があります。また、関東は日中も気温が低いままで、都心の午後2時の気温は2度3分。沿岸部は雨ですが、内陸では雪がちらちら降っている所もあります。

あすにかけては、低気圧が本州の南岸を北東へ進み、まとまった雨雲が西から東へと移動するでしょう。下の図は、あすの午前9時から12時にかけての天気分布です。あすは、関東も含めてきょうよりも気温が上昇するため、雪ではなく雨となる所が多い予想です。

22日午前9時から12時の天気分布予報(21日11時発表)

▪ きょうは雪の関東も、あすは雨 多雪地は雪崩に注意

あす、関東では、気温の低い朝は雪の降る所があるでしょう。日中も寒いことに変わりありませんが、きょうよりは気温が高くなる予想。夕方にかけては広く雨となるでしょう。北陸や東北でも日中は雨や湿った雪となり、雪の多く積もっている所では雪崩や屋根から落ちる雪などに注意が必要です。また、平野部でも雪がべちゃべちゃになるなど、路面の状況が悪くなる所もあるでしょう。お出かけの際は足元にご注意ください。北海道は昼過ぎから広く雪に。低気圧が発達しながら近づくため、次第に風が強まるでしょう。東部では夕方からふぶく所があり、あさってはさらに猛ふぶきとなる恐れがあります。

▪ 西は雨がやんだ後も、急な雨や雷雨に注意

一方、東海や近畿の雨は、あすの明け方から朝がピークとなりそうです。朝の通勤・通学の時間帯は本降りとなったり、沿岸部で風が強まったりするでしょう。日中にかけても雨の降りやすい状態が続きます。これは、低気圧が通過後、上空に寒気が流れ込むため。中国、四国や九州もいったん雨がやんで、晴れ間の出る所もありますが、昼ごろからは所々に雨雲がかかるでしょう。雨がやんだ後も、急な雨や落雷、突風にお気をつけください。

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中川 裕美子

気象予報士 防災士

一児の母となり、公私ともに奮闘中。

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