関東周辺、帰宅時間のゲリラ豪雨に注意 7月30日

関東のあちらこちらで雨雲や雷雲が発達中。東京23区など平野部でも土砂降りの雨や雷雨に。いったん雨がやんだ所も、帰宅時間にかけて局地的な激しい雨、落雷など要注意。

関東周辺の雨雲のようす(午後2時20分現在)

関東のあちらこちらで雨雲や雷雲が発達中。東京23区など平野部でも土砂降りの雨や雷雨に。いったん雨がやんだ所も、帰宅時間にかけて局地的な激しい雨、落雷など要注意。

夜の帰宅時間にかけて激しい雨や落雷に注意を

本州付近には雨雲のもととなる暖かく湿った空気がたっぷりと流れ込んでいます。さらに強い日射による気温の上昇により、大気の状態は非常に不安定です。関東から近畿を中心に、あちらこちらで雨雲や雷雲が発生しており、関東は平野部でも雨の降り方が強まっていたり、雷の鳴っている所があります。

午後3時現在、都内の雨は弱まっていますが、まだ油断はできません。西から近づいている上空の気圧の谷が夜にかけて関東付近を通っていくと見られます。このため、いったん雨がやんでも、新たな雨雲が発生したり、流れ込んだりする可能性があります。夜の帰宅時間にかけても急な激しい雨や落雷などに注意してください。局地的には滝のような雨となるでしょう。東京都内でも午後6時頃にかけて1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る恐れがあります。傘は全く役に立たないような降り方です。車の運転は、急に視界が悪くなることも考えられ、いつも以上に注意が必要です。また、短い時間に雨が激しく降ると、道路が川のようになったり、小さな川の水があふれたりします。屋外では周囲の様子にも注意してください。

関東はあすも局地的に激しい雨

あすも引き続き暖かく湿った空気が流れ込みやすく、大気の不安定な状態が続くでしょう。上空の気圧の谷は関東から離れるため、きょうより雨や雷雨となる範囲は狭くなり、山沿いが中心となるでしょう。ただ、平野部でも風がぶつかる場所などで急に雨雲がわく可能性もあります。あすも天気の急変には注意が必要です。

土日は山沿いで雨雲や雷雲

土日も関東は山沿いでにわか雨や雷雨があるでしょう。山のレジャーは空の変化に気を配りましょう。すぐに避難できるような、安全な場所を見つけておくことも大切です。川では、自分のいる場所で雨が降っていなくても、上流で降った雨が一気に流れてくることがありますので注意が必要です。

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中川 裕美子

気象予報士 防災士

一児の母となり、公私ともに奮闘中。

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