啓蟄だが、虫が出るほど暖かくない 関東周辺は冬の寒さが戻る

3月6日(金)は二十四節気の「啓蟄」。大地が暖まり、冬ごもりしている虫が出てくるころだが、関東は冬の寒さで西日本も太平洋側を中心に気温が低め。関東は7日(土)は厳しい寒さに。

3月6日(金)は二十四節気の「啓蟄」。大地が暖まり、冬ごもりしている虫が出てくるころだが、関東は冬の寒さで西日本も太平洋側を中心に気温が低め。関東は7日(土)は厳しい寒さに。

3月6日の天気・気温

■ 啓蟄だが、虫が出るほど暖かくない

きょう6日(金)は、全国的に雲が広がりやすいでしょう。

特に九州から関東にかけての太平洋側に厚い雲がかかり、九州南部や四国は昼過ぎまで雨の降る所がありそうです。

東海から関東は低気圧が近づく夜に雨雲がかかってきます。

今夜は所々で雨が降り、内陸部では雪になる所もありそうです。

最高気温は平年並みか低いでしょう。

鹿児島や高知は、真冬並みの12度の予想です。

大阪や名古屋はこの時期らしい気温ですが、日差しが少ないためヒンヤリしそうです。

東京は2月上旬並みの10度までしか上がらないでしょう。

きのうより4度程下がり、寒くなりそうです。

東北から北海道は、日本海側は雪や雨の所もありますが、

太平洋側は晴れ間もありそうです。

最高気温は仙台で7度と平年並みですが、暖かかったきのうより4度くらい低いでしょう。

札幌は3度と、きのうと同じくらいの予想です。

きょうは二十四節気の啓蟄で、暖かくなって虫がはい出てくるころですが、虫が出てくるほど暖かい所はなさそうです。

啓蟄......春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことである。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味がある。

7日の気温

■ 関東は真冬並みの寒さに

あす7日(土)は、雪や雨が降るのは一部で、晴れ間の出る所が多くなってきそうです。

西日本の気温もやや上がり、この時期らしい気温に戻るでしょう。

ただ、関東周辺には日中も雨雲が残る可能性があり、あすの昼間も傘があったほうが良さそうです。

そして北東から冷たい空気が入るため、気温が上がりません。

最高気温は東京で7度と真冬並みです。

日差しもなく、かなり寒くなるでしょう。

厚手のコートやマフラー、手袋などが活躍しそうです。

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高津八千世

気象予報士

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