5月3日は九州でまた激しい雨の恐れ 沿岸部では高波にも注意

九州は朝から雨で、非常に激しく降る所も。地震で揺れの大きかった地域は土砂災害の恐れがあるので警戒が必要。

予想天気図

きょう2日は晴れる所が多いが、3日は低気圧や前線が通過するため、雨や風が強まる。九州は朝から雨で非常に激しく降る所も。地震で揺れの大きかった地域は土砂災害の恐れがあるので警戒が必要。

2日は日差したっぷり 今年一番の暑さ

きょう2日は、日本付近は高気圧に覆われますが、東北の上空を気圧の谷が通過する見込みです。

東北は雲が広がり、昼過ぎまでは雨の降る所があり、北陸も午前中は雲が多い見込みです。その他は晴れる所が多く、日差しがたっぷり降り注ぐでしょう。外出には紫外線対策が必要です。南風の影響で、気温はぐんぐん上昇し、全国的に平年を上回る所が多い見込みです。北海道と東北北部は15度以上、東北南部は20度以上です。関東以西は25度以上で暑くなり、近畿の内陸では30度の真夏日になる所もありそうです。まだ暑さに慣れていないので熱中症にならないようにご注意ください。

注意報や警報

3日は九州で激しい雨 土砂災害に注意

低気圧が朝鮮半島付近に進み、そこから延びる前線が九州を通過するでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。

九州は朝から雨で、四国や中国地方も昼過ぎから雨が降り、激しく降る所がありそうです。近畿や東海も夜は雨が降り出す見込みです。九州では局地的には雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。九州北部では、3日午前6時~4日午前6時までの24時間に、100ミリ~150ミリの雨が予想されています。

熊本や大分など地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでいる所があります。少ない雨でも土砂災害や洪水の発生する恐れがありますので警戒をしてください。また、風も強まり、西日本の海上は波が高くなるでしょう。暴風や高波にも注意や警戒が必要です。4日は東日本で雨や風が強まる見込みです。

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2016-05-02-1462155031-692661-small.jpg安西浩子

気象予報士 ファスティングアドバイザー

2002年に気象予報士に転身。NHKラジオ「あさいちばん」を始め、文化放送、NST新潟総合テレビ、NHK水戸放送などで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送る中、食改善をし、様々な不調を克服。

季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

そんな経験から、現在はファスティングアドバイザーとしても活動中。

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