【台風18号】関東直撃の可能性はいつ頃? 今後の進路と天気予報

あす3日の夜から4日にかけて、沖縄本島付近を「非常に強い勢力」で通過する見込みです。

台風情報

強い台風18号は午前6時現在、フィリピンの東を北西に進んでいます。この後は勢力を強めながら北上し、あすの夜から4日に沖縄本島や奄美に接近するでしょう。天気が荒れる前に、早めの台風対策を心がけて下さい。

沖縄と奄美の大荒れの時間帯

強い台風18号は、2日午前6時現在、フィリピンの東の海上を時速25キロで北西に進んでいます。この後も暖かな海域を通るため、勢力を強めながら北上してくるでしょう。あすの夜から4日にかけて、沖縄本島付近を「非常に強い勢力」で通過する見込みです。

●本島地方や大東島地方の海上では、今夜からしけてきて、あす(3日)は猛烈なシケとなるでしょう。

沖縄本島地方はあすの昼過ぎから、風速25メートル以上の暴風域に入り、猛烈な風が吹く見込みです。

●奄美地方はあす(3日)の昼過ぎから大シケとなり、

あすの夜には暴風域に入って、猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込みです。

本島地方と奄美地方は、今夜以降は雨が降りだし、3日は大雨になるでしょう。天気が荒れる前の今日中に早めの台風対策をしておいてください。

●その後、台風は、4日(火曜日)は東シナ海を北上し、5日(水曜日)から6日(木曜日)にかけて、西日本や東日本を横断する予想です。本州付近には前線が停滞しているため、台風が近づく前から雨が強まる恐れもあります。本州付近は雨の日が続きますので、今後の天気予報や台風の進路には十分にご注意下さい。

西と東は、大気の状態が不安定

本州付近は秋雨前線が延びています。前線の活動はそれほど活発ではありませんが、南から湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大気の状態が不安定です。九州北部から関東にかけては雲が広がりやすく、所々でにわか雨や雷雨がある見込みです。九州から近畿地方では局地的に激しく降りそうです。きょうの外出には雨具があると安心です。日中の最高気温はきのうより高く、九州から東海地方は30度の真夏日になる所もありそうです。昨日、涼しかった関東甲信地方も25度以上まで上がり、蒸し暑くなる見込みです。日々の気温差が大きいので服装選びが大変ですが、きょうの日中は半袖で過ごせるでしょう。

北は秋晴れ

東北と北海道は大体晴れて、カラッとした暑さになるでしょう。日中の最高気温は25度前後まで上がり、平年を上回る見込みです。にわか雨もないので、お出かけには絶好です。ただ、気を付けてほしいのは、気温の変動が大きいと体調を崩しやすくなる事です。朝晩はヒンヤリしますが、きょうの日中はグーンと気温が上がるため、一日の気温差が大きくなります。服装で上手に体温調節して、風邪などひかないようにお気を付け下さい。

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安西浩子

[日本気象協会本社] 気象予報士 ファスティングアドバイザー

2002年に気象予報士として活動を開始。これまでにNHKラジオや文化放送、NST新潟総合テレビなどで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送る中、食改善をし様々な不調を克服。 季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

そんな経験から、現在はファスティング(断食)アドバイザーとしても活動中。

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