台風18号、3連休に直撃 外出危険日は?

九州から関東の太平洋側を中心に雨の量が多くなる恐れもあります。
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非常に強い台風18号は、16日(土)から17日(日)にかけて、九州に接近、上陸の恐れがあります。3連休に秋のレジャーを予定されている方は、十分にお気をつけ下さい。

台風18号 上陸、接近の恐れ

非常に強い台風18号は、15日(金)午前9時現在、東シナ海にあって、北北東にゆっくりと進んでいます。16日(土)には非常に強い勢力を保ったまま、暴風域を伴って九州に接近し、17日(日)にかけて九州に上陸の恐れもあります。

その後、台風は西日本を縦断し、日本列島に沿うように北上する予想で、3連休は各地で大荒れの天気となる恐れがあります。本州の南岸沿いには秋雨前線が停滞しており、台風が接近する前から、九州から関東の太平洋側を中心に雨の量が多くなる恐れもあります。

3連休に秋のレジャーを予定されていた方も多いと思いますが、各地への影響を参考にしていただき、無理なお出かけを控える様になさって下さい。

各地の警戒期間は?

≪九州・奄美≫

16日は次第に雨脚が強まるでしょう。17日(日)は、台風本体の活発な雨雲がかかり、雨の量が増える見込みです。暴風も伴って大荒れとなるでしょう。18日(月)には晴れ間が戻りそうです。

≪四国・近畿・東海≫

台風が近づく前の16日(土)から、前線の影響で雨が降る見込みです。太平洋側の地域を中心に、雨の量が多くなる恐れがあります。17日(日)は、次第に台風本体の活発な雨雲がかかり、風も強まって、大荒れの天気となる恐れがあります。

≪関東・北陸≫

16日(土)の昼頃から、秋雨前線の影響で雨が降りだすでしょう。17日(日)にかけても雨で、17日(日)の夜から18日(月)の昼頃にかけて、雨や風が強まる見込みです。大雨となる恐れもありますので、晴れ間のある15日(金)のうちに、庭の植木鉢や自転車など、飛ばされやすい物を片づけたり、排水溝や雨どいの掃除をするなどして、十分な備えをなさって下さい。

≪東北・北海道≫

17日(日)までは、日差しの届く時間があるでしょう。18日(月)は台風の直接的な影響で雨や風が強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。交通機関に影響が出る可能性もあるでしょう。農作物の管理にも十分な注意が必要です。

高波にも警戒

16日(土)は、沖縄、奄美、九州地方で、6メートルから10メートルの波が予想されています。また、17日(日)には太平洋側の海は猛烈なしけとなる所がある見込みです。その他、18日(月)にかけて、各地で波が高くなることが予想されます。危険ですので、海岸の様子を見に行ったりしないようになさって下さい。

なお、台風の進路によって、影響を受ける期間は変わる可能性があります。必ず最新の台風情報をご確認下さい。また避難に関する情報は、お住まいの自治体から発表されます。台風が近づく前に、避難所の場所を確認するなどなさって下さい。

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福嶋真理子

[日本気象協会本社] 気象予報士 防災士 栃木県防災会議委員 熱中症予防指導員

栃木県宇都宮市出身。

CRT栃木放送(AMラジオ)に、アナウンサーとして16年勤務。朝の情報番組から、昼のバラエティ、夕方の報道、夜の音楽番組まで幅広く担当し、中継レポーターや選挙報道まで携わりました。

ラジオは、災害報道をいち早く担う使命があり、栃木放送に在職中は、実際に災害現場に何度も出向きました。

その様な中で、栃木県の防災力をもっと高めるために、専門的な知識を習得したいと考えたのが、気象予報士と防災士を取得するきっかけでした。

現在は、日本気象協会で予報士としてお仕事をする傍ら、フリーアナウンサーとして、とちぎテレビの報道番組などを担当しています。

趣味は音楽。社会人吹奏楽団に所属し、トロンボーンを担当しています。トロンボーン歴は小学校4年にスタート。一応音大出身です。

その他、飛行機と鉄道(乗ったり撮ったり)、フィギュアスケート(鑑賞専門)、野球(観戦専門)。そして栃木県の美味しい地酒を、全国に広める活動です。

「空を見上げる楽しみ」と「自然を正しく恐れる意識」を、様々な形でお伝えして参ります。

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