関東 大雨のあとは猛暑に

8月17日の関東地方は昼頃まではいったん日差しがでるでしょう。台風が運んできた熱帯の空気と強い日差しで気温が上昇。

きょうの関東地方は昼頃まではいったん日差しがでるでしょう。台風が運んできた熱帯の空気と強い日差しで気温が上昇。所々で猛暑となりそうです。熱中症には厳重に警戒して下さい。

気温上昇

台風7号は、きょう午前3時現在、水戸市の南東約80キロの海上を1時間におよそ30キロの速さで北へ進んでいます。関東ではきのうの午後6時頃から台風本体の雨雲がかかり始め、時おり激しく降りました。千葉県勝浦では1時間に70.5ミリの非常に激しい雨を観測するなど、局地的な大雨になりました。

このあと、昼頃まではいったん日差しがでるでしょう。台風が運び込む熱帯の空気と強い日差しで、気温がグンと上がる見込みです。関東では所々猛暑となりそうです。最高気温は前橋熊谷37度東京都心、横浜、水戸、宇都宮35度の予想です。湿度が高く、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。直射日光の下では、これらの予想気温よりさらに高くなる見込みです。万全な暑さ対策をなさって下さい。

熱中症 厳重警戒

お盆休みが終わり、きょうから仕事という方も多いと思います。お盆明けは連休中に涼しい環境に慣れてしまった体で、急にハードな仕事が始まるなど、熱中症にかかるリスクが梅雨明け直後に次いで高くなっています。外回りなど外出時は、できるだけ強い日差しを避けて、定期的に涼しい場所で休んだり、水分の補給をこまめに行いましょう。また、室内でも適度にエアコンを使用するなど、暑さを避けて下さい。

もし、周りで熱中症とみられる症状にかかったら、すぐに風通しの良い日陰や涼しい所に移動し、安静にさせて下さい。水分の摂取は利尿作用が少ないスポーツドリンクなどが適しています。与える際はしっかりとフタの閉まったペットボトルなどが良いです。自力でフタを開けて飲めない状態であれば、重度な熱中症にかかっている恐れがあるため、そんな時はためらわず救急車を。

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2016-08-07-1470530095-3679882-small.jpg藤野 勝成

[日本気象協会本社]気象予報士・防災士

流経大柏高校ラグビー部を卒業して、大学時代はサーフィンに熱中。

卒業後はオーストラリア、宮崎、湘南に移り住み、海と暮らしました。

「自分らしさ」で社会貢献を目指します!

趣味

サーフィン・ゴルフ

気象予報士の劇団「お天気しるべ」所属

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