目標を作る時には「結果の未来」も思い浮べよう

あいまいなままだと...

同じ目標のつもりでも結果が違う?

目標を立てて頑張ってみたけど、

何だか思っていたのと結果が違う。なんて事ありませんか?

それは目標を立てた時のスタートラインが違ってしまっているからなんですね。

例えば、あなたが料理を作るとき、どんな事を考えていますか?

料理を作るって2パターンあるような気がするんですよね。

「あれっ、もしかして風邪かな?」

そんなときって、風邪を吹き飛ばすような料理を食べたくなりませんか?

ネギや生姜で殺菌!ということで、うどんや鍋。

ニンニクでスタミナつけるか! じゃあ、ステーキに餃子、ペペロンチーノ。

それとは違って、何食べようかな―。

冷蔵庫の中身と相談。

もやし、わかめ、卵、キムチ、そして冷ご飯とインスタントラーメン。

じゃあ、雑炊かラーメン。

すぐできるから、ラーメンにするか。

料理を作るという同じことでも

  • 風邪を吹き飛ばすような、から考える
  • 冷蔵庫の中身、から考える

どうもスタート地点が違うような......

「結果の未来」と「いまの差」

なんでスタート地点が違うのかというと、

「料理を作る」という時に思い浮かべる「結果の未来」が違うからなんですね。

目標を立てただけではうまくいかない。というのは、

「結果の未来」をしっかりと思い浮かべていなかったからなんですね。

「結果の未来」とは

「結果の未来」とは、達成した未来で「やりとげていること」

目標を達成していると「きっとこうなっている未来」のことなんです。

例えば料理を作るという事で言えば

やせているとか、食生活の見直しをしているとか。

プラスすると、「その先にはこんな未来がありそうだ」ということでもあります。

食生活の見直しから、長生き、健康診断対策になるとか。

これ、そのとき考えているスタート地点、場所、視点。

それって、達成した未来になっていますよね。

風邪を吹き飛ばして、活動できる状態にする料理を選ぶ、ということと同じです。

では、結果の未来をつくらないとき、はどうでしょうか?

おそらく、いまできること、から探していくはずです。

自分のアタマの冷蔵庫を開いて、これがあるな、これができそうかな、

と考えるはずです。

すると、考えているスタート地点、場所、視点は、いま現在になっています。

「結果の未来」を作ると今との違いが目標になる

具体的な達成した、「結果の未来」をつくると、

今との違いが見つけやすくなります。

違いがあるなら、その違いを積み上げたり、

埋めたりするように目標を立てれば良いのですね。

結果の未来があいまいなままだと、基準がありません。

基準がないと、違いやGap、差がわかりにくいので、

やることが手探りになってしまいます。

やってみないとわからない。

こうしたらいいような気がする。

基準がないので、やることに確信を持ちにくいんです。

結果の未来があると、今との違いを探せます。

あいまいなままだとその時々でラーメンを作ったりステーキを作ったり、

その時の気分に左右されて目標を見失ってしまうのです。

「結果の未来」から「今との差」に気づく。

そうする事で、目標をより明確に作る事ができるのです。

(2017年02月18日「ボトルボイス」より転載)