ハフポスト日本版2周年 埋もれがちな声を、聴こえる声に

ハフィントンポストが目指すのは、国内外問わず、読者同士の自由な「対話」を生み出すプラットフォームとしてのメディアになることです。
The Huffington Post

ハフィントンポスト日本版が2周年を迎えました。スタート当初は、記者が「ハフィントンポストですが......」と電話すると、お約束のように「ワシントンポスト?」と間違えられたようですが、おかげ様で最近は「よく読んでいるよ」とか、「ほかとは違う個性的な記事がいいね」とお褒めの言葉をいただくことも増えてきました。これもひとえに、日ごろから記事を読んでいただいている皆様、応援してくださる関係者の皆様のおかげです。この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。

ネットメディアの強みの一つは、新聞・テレビなどのレガシーメディアでは埋もれてしまいがちな声を、「聴こえる声」にすることだと思います。2年前に、ハフポスト日本版がローンチしたとき、私たちは人口の層が厚いにも関わらず、あまり声が聞こえてこないといわれていた「団塊ジュニア」にターゲットを置き、彼らが日常的に直面する「子育ての悩み」や「ワークライフバランス」に焦点を当ててきました。実はこうした問題は、日本社会が根本的に改善していかなければならない課題の写し鏡でもあり、ハフポスト日本版の発信する記事には、団塊ジュニアのみならず、さまざまな世代の方から大きな反響をいただきました。

さらに2周年を迎えた今年、ハフポスト日本版は「ダイバーシティ」を大きなテーマにして記事を発信しています。昨今、渋谷区の同性パートナー条例成立でも話題になった「LGBT」については、早くから彼らの直面する問題や苦悩を取り上げ、積極的に発信してきました。「多様性」を意味する「ダイバーシティ」は、LGBTのみならず、性別、国籍、年齢を問わず人材を活用することであり、これに取り組むことによって ビジネス環境の変化に柔軟、迅速に対応し、成長する企業も増えています。2周年イベントも「ダイバーシティ」をテーマに掲げ、日本の起爆剤となるヒントを探って議論を深めたいと思っています。

そして、もちろんハフィントンポストの最大の強みはその国際性です。今年10周年を迎えた「ハフィントンポストUS版」は、7月にはイスタンブールとロンドンを拠点したアラビア語版、8月にオーストラリア版、さらに2015年10-12月期にメキシコ版と中国版をローンチし、合計で世界17カ国・地域のサイトに増やす予定であることを、先日発表しました。日本版も各国版と連携を深め、世界で起きているニュースについては、どこよりも深く、くわしく、生き生きとした情報をお伝えしていきます。

ハフィントンポストが目指すのは、国内外問わず、読者同士の自由な「対話」を生み出すプラットフォームとしてのメディアになることです。興味をもつ記事に出会ったら、読むだけではなく感じたことなどをフィードバックしていただければうれしいです。今後ともハフポスト日本版をよろしくお願いいたします。

【ハフィントンポスト日本版2周年イベント開催】

未来のつくりかた――ダイバーシティの先へ 2015年5月16日(土)14:00開始

グローバル人材、アジアの女性、子育てしやすい国、これからの働きかた――。小室淑恵さんや瀬谷ルミ子さんら有識者のほか、アジア各国版の編集主幹と「多様性」についてディスカッションします。 詳細は、こちらから

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