対人関係の人格と親との関係
対人関係の人格は育った環境で、受身の自分と指導する親という形で構成されます。
- 指導=脅迫的な親(怒鳴ったり叩いたり)と保護する親(守ってしまう)
- 受身=反抗的な子供(逆らう、泣き叫ぶ)と従順な子供(黙って従う)
脅迫的な親の指導を受けると、反抗的で脅迫的な人格に、保護的な親の指導を受けると、従順で保護的な人格になるようです。 尋問的な親の指導を受けると、無関心、無表情で尋問的な人格になる、というパターンもあります。 子供の頃から「早くしなさい!」とか「何でできないの!」などと厳しい指導をされてしまうと、ヒステリックになりやすく、精神的にも過敏になりやすくなってしまいます。 争いごとのイメージが多くなり、勝ち負けの意識が強くなっていきます。 7歳くらいまでは自分の親から、それから先生や友達の親など外の大人たちから影響を受けて、指導の受け方、指導の仕方を学び、13歳くらいまでに自立した自分を作り上げます。 それから難問にぶつかるごとに、自分の対応を改善していきます。 子供のころの周囲の指導者(親、先生)と自分の関係はいかがでしたか? 現在のあなたの性格に影響を及ぼしているでしょうか?
対人関係の改善方法
下記はエゴグラムという自己分析ツールです。
全50問の設問が用意されており、質問の中で、直したいと思う項目を書き出してみてください。 (実際のエゴグラムの質問を例にして説明すると) 「他人の顔色やいう事が気になりますか?」という項目に、現状の答えは、「はい」だけど、「いいえ」と答えられるように成りたい。というように、回答に悩む項目を書き出していきます。 書き出した項目を読んでいると、どんなことを変えたいと思っているのか、明確に見えてきます。 それを紙に書いて、成りたい自分を毎日読み上げていると、効果は大きくでます。 数ヵ月後にまたエゴグラム分析をすると、結果が変わっていて、自分の変化に気づけます。 無理せずに続けられる自己啓発の方法ですので、ゆっくり、じっくり、やってみてください。 もしご自身でやっていく中で難しいところがあったら、コーチやカウンセラーに相談されてもよいでしょう。 (2015年08月19日「
」より転載)