太陽の光を感じていますか?

思い返してみてください。 一番最後に太陽を見たのはいつですか?

太陽の光を感じていますか?

思い返してみてください。

一番最後に太陽を見たのはいつですか?

太陽はさまざまなエネルギーを私たちに送ってくれる、

素晴らしく偉大なものというのは、みなさんもご存じのことと思います。

昔の生活では田畑を耕したり、漁をしたり。

朝起きれば、まず朝日を拝んで仕事の段取りをし、

日中の日差しの強さを感じながら一生懸命働き、

夕日の光を感じながら夕飯の支度をして、

日が暮れたら一日の疲れを癒すために眠るというように、

一日中太陽を感じながら生活していたと言っても過言ではないでしょう。

太陽に感謝し、太陽を拝んで、一日のうちに何度も太陽を見て

生活していたと思います。

太陽を見ない日などなかったんじゃないでしょうか。

いまは、どうでしょう?

天気予報を見て、

着ていく服を決めたり、

傘の準備が必要か、など判断できるので、

外に出て、空や太陽を眺める習慣が

無くなってしまった人も多いんじゃないでしょうか?

家から会社や学校に向かう道中も、

空や太陽を眺めるよりもスマホなどで情報を見たり、

SNSをしたり、下を向いていることが多いんじゃないでしょうか?

まぶしくて、スマホの画面が見えないなどと太陽の光に

不満を感じてしまうこともあるかもしれませんね。

お日様に感謝することをすっかり忘れて、

太陽を拝むという文字を見ても、

神様でもないのに、なんで拝むんだろう?

と考えてしまう人もいるかもしれません。

太陽の光の効果

朝から日中にかけて、太陽の光を目から感じることで、

心身に活力を湧かせて一日を活動的に乗り切るために

必要な活動ホルモンが作られていきます。

やる気が出ないときに外に出て、太陽を見ながら

両手を大きく広げて深呼吸するなどして、

気合を入れたことがある人も多いと思います。

太陽を見たら元気が出ると、なんとなく思えるのは、

身体が太陽のパワーを感じていることを、

脳が記憶しているからでしょう。

また太陽の光を感じることで、

メラトニンという眠くなる物質が体内で作られていきます。

夜寝る時間になると日中に作られたメラトニンが働いて

眠くなるというように身体のリズムが働くようになるんです。

また精神疲労の原因のひとつに

セロトニンの不足が挙げられていますが、

朝から日中にかけて太陽の光を感じることで、

セロトニンを増やすことができるとも言われています。

セロトニンは心身を安心させる働きがあり、

気ぜわしい現代社会から、

私たちを守る重要な役割を果たしています。

また骨を丈夫にしたり免疫を高めたり、

健康に重要な役割を果たすビタミンDは

太陽の光を浴びることでしか作ることができない、

太陽のビタミンとも言われています。

一日10分から15分の日光浴

一日わずか10分から15分太陽の光を感じることで、

メラトニンやセロトニンを増やすことができると言われています。

魚や野菜、乳製品など朝食で栄養補給をしていれば、

ビタミンDも作られていくでしょう。

10分から15分といっても、

ずっと太陽を見続けるというわけではなく、

太陽の光を感じるようにすればいいと言われています。

通勤通学時など、太陽に感謝して、

太陽を感じるようにしてみてください。

(2016年03月29日「ボトルボイス」より転載)