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2015年11月29日 01時02分 JST | 更新 2016年11月26日 19時12分 JST

本当に出世したければ、順番待ちはもうやめるべき

たとえ出発点が低くとも、失敗しようとも、そこから学習し続けることができればいつまでも成長できるのです。

■あなたは今、自分を変えたいと思っていますか?

一介のサラリーマンで仕事人生を終えるのではなく、もっと上にいきたい、社長になりたい、と思ったことがある人も多いはず。でも、どうしたら自分みたいなサラリーマンが社長になれるのだろうか・・・と考えてしまいますよね。

大企業のなかで順番待ちをしていても社長になれるのは当たりくじを引くような確率ですが、「プロ経営者」という選択肢もあることを示したい。プロ経営者は大きな売上責任を背負う分、年収は1億円を超えるということも珍しくありません。

日本のプロ経営者として有名なのは、日産のカルロス・ゴーンCEO、カルビーの松本晃会長兼CEO、サントリーの新浪剛志社長などが有名ですが、実は若くしてプロ経営者として活躍している人はもっとたくさんいるということにお気づきでしょうか?

主に40代のプロ経営者31名へのデプス・インタビューを分析した結果、「自分は思っていたほど優秀でもなんでもなかった」と思い知らされる失敗の経験をどれだけ積めるかが、プロ経営者になっていく人材とサラリーマンとの違いだと考えています。

拙著『職業としてのプロ経営者』ではその全貌を明らかにしましたが、本稿ではプロ経営者になるために必要なことをかいつまんでご紹介します。

■修羅場を経験する

プロ経営者ときくと、「きっと成功体験しかないんだろうな・・・」と考えてしまうかもしれませんが、まったくそんなことはありません。むしろ数々の修羅場をくぐり抜けてきたからこそいまがあると言えるでしょう。

数年で2度も社員の半数に早期退職制度で会社を去ってもらうよう当時の社長に要請。1000人もの人の生活を一変させた責任から逃れられるものではない

社長を引き受けたとき、日本では15年間1度も黒字になったことがなかった

などなど、かなり追い込まれた経験ばかりです。ですが、「その修羅場を経験したからこそ強くなった」と、プロ経営者たちは口をそろえて修羅場の経験を語ってくれました。

■30代で飛躍する

では、プロ経営者たちは20代、30代をどのように過ごしてきたのでしょうか?

20代:仕事が慣れても楽をしない、厳しい環境に自ら追い込む

一般的なビジネスマンが仕事に慣れると「楽」をし始めるのに対し、手を緩めることなくより難易度の高い仕事に自ら好んでチャレンジしてきたのがプロ経営者。さきほどの「修羅場を経験する」ということにも繋がるポイントです。

30代:飛躍、本当にやりたい仕事を得るために新しい環境を求める

40代で管理職という企業も少なくないと思いますが、それでは遅い。だから30代早々にプロジェクト責任者となり、後半には収益責任を負う事業部長になることが必要です。

「困難な仕事に配属されることで認められ、その結果として自尊心が高まり自信をつけるのが成功者に見られるパターン」と言われるように、プロ経営者になるために早いうちから動くことが求められるのです。

■失敗しても学び続ければいい

早いうちから行動して失敗することが大切だと述べましたが、もちろん失敗し続けるだけではいけません。失敗したら、必ずそこから学習することが必要なのです。

Googleは幹部採用の基準として「ラーニングアニマル」であることを挙げています。ラーニングアニマルとは、変化に立ち向かい、それを楽しむ力を持っている人のこと。まさに、常に大きな変化がある環境に向かっていく必要があり、かつ大きな変化を自ら起こさなければならないプロ経営者に求められるものでしょう。

大切なのは、「何を知っているか」ではなく、「これから何を学ぶか」です。

たとえ出発点が低くとも、失敗しようとも、そこから学習し続けることができればいつまでも成長できるのです!

本書『職業としてのプロ経営者』では、31名にもおよぶプロ経営者へのインタビューを掲載し、彼らの失敗話などを多く紹介しています。きっとあなたがプロ経営者になるためのヒントが見つかるはずです。少しでも自分を変えたいと思った方は、ぜひ一読してみてください!