日本初の保安エリア内のホテル「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」がオープン! 乗り継ぎ旅客の確保狙う

三菱地所と日本空港ビルデング、ロイヤルパークホテルホテルズアンドリゾーツは、羽田空港国際線ターミナルに、2014年9月末に「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」を開業すると発表し、マスコミ向けにモデルルームの内覧会を開催しました。

三菱地所と日本空港ビルデング、ロイヤルパークホテルホテルズアンドリゾーツは、羽田空港国際線ターミナルに、2014年9月末に「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」を開業すると発表し、マスコミ向けにモデルルームの内覧会を開催しました。

建物は羽田空港国際線ターミナルに隣接しており、地上8階建て。フロントは4階と5階に位置し、2〜8階全てに客室を設ける。

客室数は全313室で、シングル109室、ダブル41室、ツイン154室、ユニバーサル6室、スイート3室の構成。うち17室(シングル6室、ダブル4室、ツイン6室、ユニバーサル1室)は日本で初めて出国審査後の保安エリア内に客室設け、乗り継ぎ旅客は日本に入国せずに利用ができる。

アジアのハブ空港として名高いシンガポール国際空港や仁川国際空港には、制限エリア内に宿泊施設があり、乗り継ぎの際に利用する人も多い。羽田空港の制限エリア内のホテルオープンは、乗り継ぎ客を取り込むという目算があるものの、主なターゲットと見ているアジア各地からの便とアメリカ各地からの便との乗り継ぎ客は、アメリカとの航空交渉が難航し発着枠を割り当てられず、当面は運航できないため、需要は小さいと思われる。

3階はレディースフロアとしているほか、ツインの一部は、トリプル(3人)・フォース(4人)での利用もできる。スーツケースの持ち込みが多いとみられることから、客室内の置き場所にも配慮した。また、LIXILや川崎織物セルコンとのコラボレーションルームを設ける。

客室は、モノレール側と駐機場側を向いた客室の2タイプがある。離着陸は7・8階部分から見ることが出来るとのことで、若干価格は高くなる可能性があるとのこと。車寄せはなく、専用の駐車場からホテルに向かう必要があるのは、大型スーツケースを運ぶ旅行者にはデメリットだろう。

4階にはラウンジやシャワー等を完備したリフレッシュルームを、5階にはカフェ&ラウンジ、バー、ビジネスセンターを設ける。カフェ&ラウンジは午前5時〜午前1時まで営業する。

シングルルームの正規料金は20,000円。ツインは同25,000円、スイートルームは同150,000円を想定している。チェックインは午後2時、チェックアウトは午前11時。

予約開始は2014年7月開始、竣工は8月を予定している。

注目記事