九州で300mm超の大雨、土砂災害や河川増水に警戒

24時間で平年6月の半分にあたる雨が降ったところも

日本付近に停滞する梅雨前線に向かって湿った暖かな空気が南から流れ込み、前線の活動が非常に活発になっています。西日本を中心に昨日から断続的に激しい雨が降り、24時間の降水量は九州の多い所で300mmを超えました。

24時間で平年6月の半分にあたる雨が降ったところも

ここ24時間の雨量は熊本・湯前町で310.0mm(平年はの6月の総降水量552.0mm)と、24時間で平年の6月の総降水量の半分ほどが降りました。そのほか、鹿児島・伊佐市で308.0mm、宮崎・えびの市で297.0mmの大雨となっています。

熊本・人吉市では、河川氾濫の恐れがあるとし、413世帯879人に避難指示が出されています。そのほか、鹿児島県内や宮崎県内などで避難勧告が出されています。

午後にかけても九州南部や四国太平洋側、近畿南部などで1時間に50mmを超えるような激しい雨が降り、さらに100mm以上の雨が降る所があります。これまでの雨で、すでに地盤が緩んでいたり、川の増水している所がありますので、引き続き土砂災害や河川の増水・氾濫、道路冠水などに警戒が必要です。

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