台風8号は非常に強い勢力を保ったまま先島諸島を直撃する見込みです。
10日(火)15時の勢力は中心気圧が935hPa、中心付近の最大風速が50m/sの予想となっています。
近年では2015年に相次いで勢力の強い台風が先島諸島を通過し、風による大きな被害が発生しています。
2015年8月に通過した台風15号による被害
2015年8月に通過した台風15号は最接近時の中心気圧が935hPaで最大風速が50m/s。石垣島では観測史上1位となる最大瞬間風速71.0m/sを記録し、停めてある車がひっくり返ったり、信号機が支柱ごと倒れるような状況でした。
また、2015年9月に通過した台風21号は最接近時の中心気圧が925hPa、最大風速が55m/sで、与那国島で日本歴代3番目(富士山をのぞく)となる最大瞬間風速81.1m/sを観測。太い木が根こそぎ折れるほどで、こちらも大きな被害が出ています。
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■2015年台風15号による最大瞬間風速
宮古島 41.5m/s
石垣島 71.0m/s
西表島 32.2m/s
与那国島 23.3m/s
■2015年台風21号による最大瞬間風速
宮古島 26.7m/s
石垣島 43.4m/s
西表島 44.9m/s
与那国島 81.1m/s
今回も台風の中心を取り囲む「目の壁」と呼ばれる発達した雲が通過するタイミングで最も風が強まると見られます。台風銀座と呼ばれる南西諸島でも、あまりないレベルの暴風が吹き荒れる恐れがありますので、早めの対策や避難を行ってください。
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