台風12号、ループしながら再発達へ 九州南部は大雨に警戒

異例・迷走の台風はどうなる?

台風12号は31日(火)3時現在、奄美大島の東北東約120kmの海上にあって、東に時速20kmで進んでいます。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。

円を描くコースをたどり始めています。

▼台風12号 31日(火)3時現在

存在地域 奄美大島の東北東約120km

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 東 20 km/h

中心気圧 994 hPa

最大風速 18 m/s

最大瞬間風速 25 m/s

このあとは約1日かけて九州の南側で円を描くように、動きそうです。

今日31日(火)15時は種子島の南南東まで移動し、夕方以降は西よりに進み、明日1日3時には東シナ海方面に進んでいるとみられます。

寒冷渦が弱まることや海面水温が高いことから台風は再発達をし、31日(火)15時には中心気圧が990hPa、中心付近の最大風速が20m/sに達する見込みです。

台風の周囲を吹く南東の湿った風の影響で、九州から四国の太平洋側は断続的に活発な雨雲が流れ込んでおり、局地的には1時間に30mmを超える強い雨が観測されています。

台風の動きが遅く、位置が大きく変わらないため、明日にかけても同じようなところで雨雲の流れ込みやすい状況が続きます。1時間30~50mmの激しい雨が降るおそれがあります。

すでに山沿いを中心に総雨量が100mmを超えているところがあるので、道路冠水や河川の増水、土砂災害などに注意してください。

また、台風周辺の活発な雲が通過する種子島屋久島や、鹿児島県薩摩半島、大隅半島南部は、今日31日(火)午後をピークに雨風の強まる恐れがあるため、警戒をしてください。

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