台風19号、8月21日から22日にかけて西日本に接近・上陸の恐れ

広いエリアが台風の暴風域に入り、大荒れとなりますので、早めの警戒が必要です。

台風19号は17日(金)9時現在、小笠原諸島の近海にあり、北に時速30kmで進んでいます。

中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は25m/sと発達してきました。

衛星画像による雲の様子でも、中心付近の雲がまとまってきたことが確認できます。

▼台風19号 17日(金) 9時現在

存在地域 小笠原近海

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 北 30 km/h

中心気圧 990 hPa

最大風速 25 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 35 m/s

台風は発達しながら北上を続け、17日(金)夜には暴風域を伴い、強い勢力となりそうです。18日(土)からは太平洋高気圧に阻まれる形で速度を落とし、やや西よりに進路を変える見込みです。来週21日(火)から22日(水)にかけて西日本に近づき、上陸する恐れがあります。

台風の東側を吹く湿った風の影響で、西日本の太平洋側は接近前から雨が降りやすく、台風から離れていても大雨になる所がありそうです。また、西日本の太平洋沿岸は海面水温が28℃前後と高く、強い勢力を保ったまま近づいてくる見込みです。広いエリアが台風の暴風域に入り、大荒れとなりますので、早めの警戒が必要です。

各気象機関の進路予想を見ると、九州付近に進む予想のものが多くは見えますが、東は関東の南の海上、西は沖縄本島の西側と、とりうる進路には幅がありますので、今後の情報にご注意ください。

ソーリック(Soulik)は、ミクロネシアが提案した名称で、伝統的な部族長の称号からきています。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

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