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入社2年目、物足りなさを感じた。マネジメントする側になって気づいた自分の伸びしろ

飽きや停滞感は自分次第で変えられる。

こんにちは、WOMenらぼ編集部の杉田です。

人材紹介サービス部門(「エン エージェント」)のコピーライターとして入社して、3年目。目の前の仕事に全力を注いできましたが、年次が上がるにつれて、今後のキャリアについて考えることが増えました。

もちろん、マネジメントへの挑戦を考えることもあります。でもその一方で、「管理職って大変そう」「自分にできるのだろうか」というのも正直な気持ちです。

もしかしたら、私と同じようにマネジメントに対して「人の面倒を見てあげられるか不安」「挑戦するのには勇気がいる」と感じる方は、他にもたくさんいるのかもしれない。そこで今回はマネージャーとして活躍する相川さんにお話を伺ってみました。

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「メンバーとして営業をしていた頃、毎月の目標はもちろん達成していたし、プレイヤーとして評価もいただいていました。でも同時に少し停滞感も感じていて。今思うと、自分で自分の成長をとめていたのかもしれません」

そう語ってくれたのは、入社8年目を迎えた相川真里和。人材紹介サービス部門(「エン エージェント」)でマネージャーを務める人物です。

「でも、避け続けてきたマネジメントにいざ足を踏み入れてみたら、どんどん視野が広がった。自分で自分に限界を作っていただけだったのかもしれないなぁ、と今では思うんです」

相川のキャリアを通じて、"停滞感を突破する方法" を探ります。

いわゆる "売れっ子営業" だった彼女。成果を出し、お客様企業に喜んでもらうことにやりがいを感じていた相川は、根っからのプレイヤー志向でした。

「営業の仕事は好きでした。お客さんも好き。不景気や部署異動を経験して、ある程度できるという自信もあった。でも、一種 "飽き" を感じるようになっていたのも事実です」

当時、入社2年目。物足りなさを感じ、刺激を外に求めて真剣に転職を考えた時期もあったそうです。

「でも結局現場が好きだったので "管理職になる、マネジメントに挑戦する" という選択肢はありませんでした」

そんな相川に、ついにリーダーの打診がされます。入社5年目、事業部の拡大に伴ないマネジメント層が必要になったのです。

「正直な所、最初は少し迷っていました」

しかし、リーダーになったことで、新しい仕事の面白さを知ることになります。

「マネジメントもなんとかなるだろう、って最初は思っていたんです。今まで、自分なりに工夫することで乗り越えてこられたから」。

リーダーとなりぶつかった壁。それが、人に教えることの難しさでした。

「いま自分が普通にできることも、メンバーにとっては難しかったり、進め方がわからなかったりする。過去に私もつまずいた部分だったりするから、アドバイスや指示はできるんです。でも、なかなかすぐに理解してもらえるわけではない。伝わらなくてはじめは悩みました」

しかし同時に、自分自身の伸びしろを感じるきっかけになったともいいます。

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「今までお世話になった上司とのやり取りを振り返りました。そうしたら私、人に管理されたり指示されたりするのが嫌だったと思い出して。きっとメンバーだって、管理されたいわけじゃない」

そこから、考えはじめます。

「私が指示するのではなく、メンバー一人ひとりが自分で目標を決められれば、自主的に行動できるようになるはず」

そこで彼女は、メンバーを知ることからはじめました。

「一人ひとりと話して"今後、どうしていきたい?" と問いました。仕事でもそれ以外のことでもなんでもいい、会社の中でどうこうというより、これからどう生きていきたいか、という部分まで聞いていきました」

その中で印象的だったのが、新卒入社のある女性メンバー。

「なりたい姿を聞いても、なかなか思い浮かばない。彼女も、過去の私と同じように、仕事に飽きを感じている頃でした。だから、新しいミッションを任せてみたんです。それが、チームリーダーの仕事。後輩に仕事を教えたり、メンバー全員で目標に向かえるよう旗振りをしてもらったり。自分の成果だけ見ていた頃と比べると、きっと最初は大変だったはずです」

しかし彼女の行動がメンバーの変化につながり、チームの成果となりました。半年で事業部の「チーム賞」を受賞するまでに、全員が成長したのです。

そうして次第に、相川なりのマネジメントの考え方も出来上がっていきます。

マネジメントって、管理することが目的じゃない。メンバーと一緒になって個人や組織の目標・理想を考えたり、叶えたりしていくのが役目。そのために最大限コミットするだけ。そう気づいたら楽しく思えてきたんです」

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メンバーからリーダー、そしてマネージャーと役割が変わる中で、いくつも発見があったといいます。

時には、今までやったことがないことに飛び込んで視野を広げることも大事。それに、飽きや停滞感は自分次第で変えられる。そう気づけたのは大きかったです」

続けて、こう語ってくれました。

「マネジメントの経験って武器になるものだし、自分のキャリアを考えてもやった方がいい、そんな風に思うようになりました。もし昔の私のように悩んでいる人がいたら、一回経験してみればいいよと伝えたい。合うか合わないか考えるのは、やってみてからでも遅くないですし」

そして取材の最後、こんな話を聞くことができました。

「今まで自分の成果しか興味がなかったんですが、最近はメンバーの成長を見たり、目標を叶えて喜んでいる姿を見たりするのが一番嬉しい。それになんだか最近、自分が見たメンバーが私に似てきたんですよね。私がかつて言ったことを、後輩に話していたりする。”伝わってるな” と感じると、やってきて良かったなぁって思います」

プレイヤー志向だった相川が、マネジメントを経て得たもの ―― それは次の成長と、仕事を楽しむ術だったのかもしれません。

編集後記

インタビューでは、相川さんの「芯の強さ」に触れることができたように思います。相川さんはこれまで、女性の上司の下についたことがなかったそうです。つまり、お手本がない中での管理職へのチャレンジ。

それでも相川さんは、「出来上がったロールモデルには、特に興味がない。前例がないなら自分で作ればいいと思っています」と力強く語ってくださいました。

「かっこいい...。相川さんの部下になりたい」。そんな本来の趣旨とズレた思いを抱くとともに、「自分から行動を起こしていこう」「マネジメントにもチャレンジしてみよう」と、勇気をもらえた取材でした。ありがとうございました!

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