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2度の産休と復帰から見えてきた仕事観。20代のうちに「どこでも通用する人材」を目指せ

ロールモデルがいない、っていうのを言い訳にしちゃいけない。「自分のカタチ」「自分のスタイル」が見えてくるまでやり続ける。それに尽きる気がします。

こんにちは。TAKEです。

ココロに効く。『ハイシーen』第3回のゲストは、前回のFUMIさんからご紹介頂きましたMOMOさんです。MOMOさんは、私が長らくお世話になった方の奥さま!ということもあり、若干の緊張&ワクワク感を持ってのインタビューとなりました!

【MOMOさんプロフィール】

青山学院大学・文学部卒。2002年4月に、エン・ジャパンの前身の「日本ブレーンセンター」に新卒で入社。新卒採用支援領域の営業や学生向けプロモーションで活躍する一方、プライベートでは同期入社の男性と社内恋愛の末、ゴールイン。入社6年目に産休・育休を取得し、復帰後は総務部へ。入社10年目に2度目の産休取得。現在も2児の母、妻、そしてキャリアウーマンとして活躍中。

■2度の産休&復帰。

<TAKE>

MOMOさんは既に2度の産休及び復帰を経験されている、社内でも先駆者的な存在ですね。当時のことを振返って頂けますか。

<MOMO>

はい。入社5年目に結婚・妊娠をしたので、丸5年勤務して産休に入りました。当時も産休経験者は2、3名いたんですが、まだ今ほど浸透はしていなかったので、正直「辞めてもいいかな」くらいに思っていたんです。そんな時、当時の事業部長だった役員の方に「せっかく5年間頑張ってきたんだから、ここで辞めてしまうのは勿体ない!」と言われ、どういう形で復帰できるのかはともかく、まあとりあえず産休という形でいいかな、と。そんな感じで休みに入りました。笑

<TAKE>

復帰後は総務部に。新しい仕事で苦労はありませんでしたか?

<MOMO>

そうですね。現職復帰ではなかったので、キャリアチェンジした感じでしたね。しかも新設されたばかりの部署で、お決まりのフローやお手本などもなく、全てが「やりながら」という感じでした。でも、仕事の不安以上に、生活そのものへの不安のほうが大きかった気がします。子どもを保育園に預けるのも初めて、子どもを育てながらの仕事も初めてだったので。ちゃんと出来るかな~って...慣れるまではほんとに不安でしたね。

<TAKE>

それはどうやって乗り切ってきたんですか?

<MOMO>

やっぱり家族や社内の方々といった「周囲の支え」があったからこそ、だと思います。あとは、不安もあったんですが、一方で「世界が広がった感」でいっぱいの毎日だったので、それなりに楽しんでいました。よく聞く話かもしれませんが、本当に世界が違って見えるんですよ。子どもを持って初めて知ることもたくさんありましたし。同じマンションの人との新たな繋がりなんかも生まれて、新鮮でした。

■家庭内での夫。

<TAKE>

そして2度目の産休も。

<MOMO>

はい。2人目の時は、保育園の申請の関係もあって、3月に出産して8月には復帰しました。生後5ヵ月ちょっとで預けるのは少し不安もありましたが、2度目だったんで、何とかなるかなって気持ちも少しはあって。でも、預けてすぐに気管支炎で入院することになっちゃって...。その時はすぐによくなりましたが、同じ年の冬にまた体調を崩して入院...。ほんとに、復帰後半年くらいはとにかくバタバタしていて、周りの方にも多大なご迷惑をおかけしたと思っています。さらに当時は夫のほうもかなり多忙な時期で、もう家庭内はぐちゃぐちゃでしたね...。まさに暗黒期です。笑

<TAKE>

夫婦仲もピンチだった訳ですね!同じ会社に勤務されている旦那様は、家庭内ではどんな方なんですか?

<MOMO>

家ではお互い仕事や会社の話はほとんどしないので、同じ会社だからどうっていう感じはあまりないですが、仕事で迷いや悩みがあるんだろうなっていう時は、無口になるので、すぐに分かります。そういう時は子どもも察するくらいのオーラを発しているので、「いつでも子煩悩なお父さん」という感じではないです。やたら饒舌になったなぁという時は、すっきりした時や、大きな決断をした時です。分かりやすいですよ。笑

あと、パワーバランス的には私が上ですね、多分。笑

2人きりの時はイーブンでしたが、子どもが1人、2人と増える中で年々たくましくなる嫁に、主人は安心感と恐怖心を募らせているとか、いないとか...母は強し!ですね。

■時間とエネルギーがあるうちに。

<TAKE>

いろいろ乗り越え、今は順風満帆だと思います。MOMOさんの支えになってきたものは何ですか?

<MOMO>

これも入社当時お世話になった役員の方に言われたことなんですが、「食いっぱぐれのない女になるには、20代でいかに貯金を作れるかにかかっている」と。まさにその通りだなと実感しています。多くの女性は、20代後半~30代にかけて、結婚・出産・子育てなど様々なライフイベントがあるので、それまでに「どこでも通用する人財」を目指して仕事に打ち込んだほうが良いですね。私自身、明確な目標があった訳ではないですが、とにかく目先の目標達成に向け、それこそ無我夢中で仕事をしました。"苦労"っていう商品が売ってたら、お金を出してでも買ってたんじゃないかってくらい。

その当時の経験があったからこそ、その後のいろんな変化やチャレンジにも対応出来ているんだと思います。でも、その貯金を使い果たしちゃいけないな、とも思っています。この先も働き続けていく以上、常に新たなインプットをし、アウトプットをしていかないといけない。それは総務であれ何であれ、同じことだと思います。

<TAKE>

まさに「若いうちの苦労は買ってでもしろ!」ということですね。最近の若い子はすぐに音を上げちゃいますからね!!

<MOMO>

市況も組織の状況も違うし、今は今の大変さがあると思うので一概に比較しちゃいけないと思いますよ。いつだって、頑張っている人は本当に頑張っていますし。

ただ「自由になる時間が多いうちに、徹底的に自己研鑚に励んだほうが良い」というのは普遍的な事実だと思います。今の私は、それをやりたくても、昔と比べると「自分のため」に使える時間は圧倒的に減ったので。あと、体力・エネルギー的な問題も...。笑

■「私」は「他の誰か」にはなれない。

<TAKE>

では最後に、後輩の皆さんへのメッセージをお願いします!厳しめのやつを!!

<MOMO>

何か嫌なことでもあったんですか?笑

そうですね...。よく、「ロールモデル」とかいう話が出ますが、個人的には「ロールモデル」なんていらなくない?って思うんです。自分自身、そういうのを求めてなかったし、特にいなかったし。もちろん、憧れとか、お手本のような方はたくさんいましたが、それって結局私ではない、全くの別人な訳で、「完全に同じ」になんてなれっこない。どんなバックグラウンドがあるのか?どんな仕事をしているのか?家族は?パートナーは?将来のビジョンは?...と、みんな千差万別なはずです。その中の、たった一つの要素で大きく変わることって実はすごく多いんですよ。それなのに「あの人みたいになりたい!」って言っても、無理があるじゃないですか。

だから私は、ロールモデルなんていらない。いろんなカタチがあって良いと思うんです。前例がないとか、ロールモデルがいない、っていうのを言い訳にしちゃいけない。「自分のカタチ」「自分のスタイル」が見えてくるまでやり続ける。それに尽きる気がします。その点、私は昔から持久走が得意だったんですよね。だから頑張れているのかもしれません。

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