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2015年09月21日 00時47分 JST | 更新 2016年09月20日 18時12分 JST

日本格闘技の火を絶やすな。再燃の鍵握る神の子"KID"と高速の空手ファイター堀口恭司

K-1、PRIDE、猪木祭。2000年台前半、日本は民放キー局が軒並み大晦日に格闘技イベントを放送するほど、格闘技ブームに湧いていた。2003年、注目を集めた「ボブ・サップvs曙」戦は瞬間視聴率43.0%を記録し、紅白歌合戦に勝利。

K-1、PRIDE、猪木祭。2000年台前半、日本は民放キー局が軒並み大晦日に格闘技イベントを放送するほど、格闘技ブームに湧いていた。2003年、注目を集めた「ボブ・サップvs曙」戦は瞬間視聴率43.0%を記録し、紅白歌合戦に勝利。桜庭和志、魔裟斗、須藤元気など、ファイターたちは全国区の人気を誇った。

しかし、地上波が格闘技放送から手を引くと人気は低迷、一時の格闘技ブームは去った。あれから十数年、新日本プロレスがゲームを有効活用したプロモーションなどでジワジワ人気を伸ばし、"格闘技女子"と呼ばれる女性ファンが増加。"総合格闘技の総本山"と 言われるUFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)など、改めて格闘技の魅力が日本で認知されつつある。

いや、待ってほしい。実は元々日本は格闘技のメッカなのだ。柔術や空手など、その起源を日本に持つ格闘技は少なくない。UFCで日本人初のレギュラー参戦を果たした"世界のTK"高阪剛は語る。「海外の選手でも、日本をリスペクトしている選手は多い。若手の中にも『格闘技発祥の地である日本で試合をしたい』と強く思っている選手がいる」。そうなのだ、日本人は文化として格闘技の火を絶やしてはならないのだ。

その人気再燃の旗手となるのが、UFCで戦う2人の日本人ファイターだ。1人は、格闘ブームのさ中に大人気を博し、38歳となった今、格闘家として円熟期を迎えている『神の子』山本"KID"徳郁。そしてもうひとりは、5歳から空手を学び、24歳でUFC王座に挑戦するなど世界一に最も近い男、堀口恭司である。

「引退って何?こんなに楽しいんだから、やめる意味が分からない」。『神の子』山本"KID"徳郁は、40歳を前に語る。過去にカリスマ的な人気を誇ったKIDは、マスコミが格闘技から遠ざかった後も、2010年まで総合格闘技22試合で18勝3敗(1無効試合)と、実績を重ねてきた。しかし、UFCに参戦後はプライベート面の問題もあり実力を発揮できず、0勝3敗(1無効試合)と5年間勝利から遠ざかっている。しかし、格闘技への情熱は変わらず、さらなる成長を遂げている最中だ。

「調子はいいっすね。ようやくこの歳になって、自分が何をやってるかわかってきた。遅いんですけど(笑)。K-1とかで勝ってた時は、目つぶってパンチ打っても当たったけど、今は知識が増えていいくらいになった」。前回の試合(2015年2月28日『UFC 184』ローマン・サラザール戦)では、右手指が相手の目に入り無効試合となるも、確実に動きは良くなっていた。今まで我流でやってきたKIDが、年齢を重ねて得たのは"戦い方の技術"。「いまYouTubeで、いろんな格闘技とか武術が観られるから、すごい勉強になる(笑)。自分にない技術、発想があるから、活かせるものは取り入れようとしてますね」。以前の好戦的なファイトからは一戦を隔し、生まれ変わった"神の子"は今だからこそ一見に値する。

そして、今日本で最もエキサイティングな試合ができるファイターと言えば、堀口恭司の右に出る者はいない。子どものころに空手を始め、高校卒業後に上京。KIDに弟子入りして、総合格闘家に転向した。以降、修斗参戦12試合で11勝1敗と無類の強さを発揮。2013年から参戦したUFCではいきなり4連勝を飾り、今年4月にはUFC世界フライ級タイトルマッチで世界一に挑戦した。王者デメトリアス・ジョンソンに残り1秒で腕ひしぎ十字固めを決められ敗れたが、そのスタイルは世界を熱狂の渦に巻き込んでいる。

一度試合を見てもらえば、その魅力はわかるだろう。堀口の特徴はスピードだ。軽快なステップで相手との距離感を測り、瞬時に間合いをつめて攻撃する。その圧倒的な試合の面白さを、師匠のKIDも「恭司は漫画みたいな試合をする」と称賛。そして、彼のもうひとつの才能は"UFCチャンピオンになって当たり前"と思っている、そのメンタルの強さだ。「タイトルマッチだからすごいとかは、思わないんですよ。UFCチャンピオンは最終目標じゃなくて、最初のゴール。チャンピオンになってから2階級制覇とかの夢が出てくると思う」。自分が王者で当然と言う堀口は、新たな格闘技ブームを呼び起こすほどの力がある。そう、断言できる。

この2人が登場するイベントが、9/27(日)さいたまスーパーアリーナで行われる『UFC JAPAN 2015』だ。4年連続で開催されるUFCの日本大会を、WOWOWは朝から全試合生中継。ジョシュ・バーネットvsロイ・ネルソンのメインイベント、ゲガール・ムサシvsユライア・ホールのセミイベントほか、たくさんの日本人選手が登場する。格闘技から遠ざかっているファン、新たに格闘技を見始めた人は、そのレベルの高さ、魅力的な試合に驚くだろう。

世界最大のMMA(総合格闘技)イベントUFCは、世界約150ヵ国で放映中。毎週のように大会が開催され、アメリカやブラジルでは爆発的な人気を誇る。トップファイターの年収は、PPV契約やボーナスがつけば20億円超。UFCは現在の世界格闘技における、最高の夢舞台だ。格闘技ファンは当然だが、女性ファンも格闘技ブームの頃のように「うわー」「こわい」とか「キャーキャー」言いながら見て欲しい。老若男女問わず、絶対、日本には格闘技が根ざす文化があるはずだから。

■詳しくはUFC 番組オフィシャルサイト(wowow.co.jp/ufc)へアクセス!

http://www.wowow.co.jp/sports/ufc/

◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★『生中継!UFC JAPAN 2015』

4年連続、世界最高峰の総合格闘技が日本上陸!ジョシュ×ネルソンの豪華メインイベントに加え、山本KID、堀口など日本人ファイターの参戦も決定!今年は全試合生中継!

9月27日(日)午前8:30~[WOWOWライブ]※生中継

ゲスト:福山雅治、玉袋筋太郎(浅草キッド)

解説:宇野薫、髙阪剛、川尻達也、稲垣收、堀江ガンツ

実況:髙柳謙一、西達彦

進行:石垣佑磨、荻野仁美

<関連番組>

★「3時間生放送!究極格闘技をなめんなよ!」

格闘技でまさかの3時間生放送?!UFC JAPAN 2015の直前に、格闘技大好きが集まり語りまくるスペシャルな3時間。

9月24日(木)夜8:00~[WOWOWプライム]※無料放送