周りを満たす前にまずは自分を満たす

「まず自分を満たす」という考え方は、シャンパンタワーの法則と言われています。

みなさんは今、幸せですか?

この質問に、すぐパッと手を挙げられるならよいのですが、

そうではない場合は、まず、自分身を満たすことが必要です。

なぜかというと、例えば自分のことをないがしろにして

「周りを満たそう」

「周りの人のために尽くそう」

と思っても、

眉間にシワが寄っていたらその想いは伝わりません。

想いが伝わらなかった看護師

ある病院の入院病棟の看護師さんは、

「患者さんのために」

と、身を削って看護をしていましたが、ある日、

入院患者さんからこんなことを言われてしまいました。

「あんたのほうこそ入院したら?そんなしんどそうな顔で看病されてもうれしくないのよ。」

自分が満たされていない状態では、相手のためにはなりませんよね。

シャンパンタワーの法則

「まず自分を満たす」という考え方は、シャンパンタワーの法則と言われています。

結婚式のセレモニーなどで、シャンパングラスを積み上げた

シャンパンタワーを見た事がある方も多いのではないでしょうか?

一番上のグラスにシャンパンを注ぐと、あふれ出たシャンパンが下のグラスに流れていき、

上から順に、すべてのシャンパングラスが満たされていきます。

このシャンパンタワーは、一番上から順番に満たしていくからこそ、

すべてのシャンパングラスを満たす事ができるのですが、

人間関係もこのシャンパンタワーと一緒です。

一番上の最も大切にすべき人、すなわち自分自身から満たしていって、

2段目は最も身近な他人、家族ですね。

3段目は友人だったり、職場の仲間などだと思います。

よく、子育て中のお母さんが

「子供のため」

「主人のため」

と、自分をないがしろにして家族のためにがんばってしまうケースがあります。

そうすると、一番上のシャンパングラスは空っぽになってしまいますので、

全体のバランスがとても悪くなってしまいますよね。

周りを満たしていこうと思ったら、まずは自分自身を満たした状態にすることが大切なのです。

(2016年05月18日「ボトルボイス」より転載)

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